北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ委員長が11日、自由北朝鮮放送に出演し、金正日体制の早期の崩壊はないだろうし、‘3代にわたる権力の世襲’に対しても、北朝鮮の住民の抵抗はないだろうと予想した。
黄氏は“今の状況を見ると、金正日体制はしばらく続きそうだ”と述べ、”これは北朝鮮の長年の独裁で、民主主義の力量が成長することができなかったため”と説明した。
また、“今人民の生活が非常に困難で、みな政治問題よりも当面の切迫した生活のために頭を抱えている”と強調した。
黄氏は“首領独裁は人民が組織的に結合できるあらゆる条件を阻んでいる”と述べ、“このような状態で、外部からも影響を与えなければならないが、現在はそれさえ遮られている”と付け加えた。
また、“中国が金正日体制を支持しているため、金正日体制が崩壊する可能性は今はないと見られる”と述べ、“金正日はすぐに滅びるといううわさを軽率に受け入れる必要はない”と指摘した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面黄氏は金正日一家の3代権力世襲の可能性に対して、“北朝鮮の民心が3代世襲独裁を許容するかという質問自体が、北朝鮮の実情をよく分からずに言う言葉”と述べ、“数百万人が飢え死にしたのに覚醒できなかった人々が、王の席を世襲で譲ったとして、他のことを考えられるだろうか”と問い返した。
更に、“生活が苦しくて大変であるため、それに対する(住民の)火だけは育っても、世襲独裁に対しては大きく考えることができないだろう”と言い、“今現在の状態で、民心の焦点はただ、どのように暮らすのかということに向けられている”と語った。
黄氏は李明博政府の時代になっても、‘太陽政策が北朝鮮の変化の助けになった’という主張が提起される現状に対して、“太陽政策がまるで北朝鮮に何らかの変化を持たらすことができるかのように考えているが、北朝鮮の変化は遅いが自ら起きている”と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、“独裁者を助けてあげれば北朝鮮が変わると言う人たちは、‘太陽政策’がむしろ北朝鮮が改革開放に乗り出す道を抑制したという事実を知らない人たち”と批判した。
中朝関係の展望については、“今北朝鮮を自由民主主義的に改造しようとしてはならない”と述べ、“北朝鮮を中国式に改革開放させ、中国とより親しくなるようにし、このような状態で私たちは祖国統一の初段階を準備しなければならない”と説明した。
最後に黄氏は、“北朝鮮と中国を離しておこうというのは、北朝鮮が改革開放をするように誘導するためのものであって、中国との関係を悪化させようというものではない”と指摘した。