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韓総連の幹部出身の家で、北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ委員長に対するテロの脅威の謀議について書き込まれたメモが発見され、その背後が明らかになるか関心が集まっている。

朝鮮日報が27日に、“公安当局が国家保安法違反事件の捜査過程で、運動圏の人たちが2004年に黄氏に対するテロを謀議した時の状況が書き込まれたメモを確保したことが26日に確認された”と報道した。

新聞は“国情院とソウル地方警察庁が去年 4月に左派団体の幹部であるS氏(女性)の家を押収捜索した過程で確保したこのメモには、‘黄(黄長ヨプ)の活動を停止させなければならない’、‘処断とようちょう’、‘(脅迫は)北と直接の連関がないように(しなければならない)’、‘脅迫状の名義は実在しない名前にする’などの文句が書かれていると伝えられた”と明らかにした。

この間、黄氏に対するテロの脅威は数回あった。こうしたテロ行為は主に黄氏が北朝鮮の金正日体制について批判的な発言をしたり、具体的な外部活動に出た前後に行われた。

2004年3月には、当時黄氏が会長だった脱北者同志会の事務室に‘殺してやる’というメモと一緒に、黄氏の写真に30cmの包丁が突き刺さった小包みが届いた。黄氏の日本訪問発表の直後だった。

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2006年6月には金泳三元大統領と黄氏を戒めるという内容の脅迫の手紙が、12月には‘黄長ヨプはごみのような口をつぐみなさい’、‘残されたものは死だけ’という内容の警告文と一緒に、赤いペンキが塗りたくられた黄氏の写真となたが届いた。当時、黄氏は国会の人権フォーラムの招請講演を含め、活発な講演活動を行っていた。

事件がおこると公安当局が捜査に乗り出したが、具体的な手がかりを捜すことができずに、それ以上捜査は進展しなかった。現在も公安は去年確保したメモ以外に、黄氏に対するテロの脅威を立証する具体的な手がかりを確保することができていないと伝えられた。

21日に警察に拘束されたS氏も該当の‘メモ’に対しては黙秘権を行使しており、追加調査が困難な状況にあると新聞は伝えた。

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今回拘束されたS氏は韓総連の幹部出身で、夫は1996年に延世大学の韓総連事態の背後にいた人物であると指目されて指名手配されたが、去年逮捕されて国家保安法違反の容疑で1審で執行猶翌フ宣告を受けたイ某氏であるという。

S氏は去年、大統領選挙の直前にイ・フェチャン候補の関連サイトに“大統領選挙の候補を辞退しなければ、胸に刀が突き刺さるか、頭に弾穴があく可能性があることを肝に銘じるように”という脅迫文を書いた容疑で逮捕された。