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2月16日の金正日の誕生日に合わせて、北朝鮮の住民がいただいた(?)‘特別供給’に対する住民たちの反応がかんばしくないと伝えられた。

北朝鮮の新義州の消息筋が17日、記者との通話で“今回供給された品物を見たら、以前に比べて商品の質は全般的によくなった”と言いながらも、“住民たちは昔のように‘将軍様の贈り物’に大きな意味を与えていない”と語った。

この消息筋は“将軍様の贈り物よりもっと珍しいものが市場に行けばあちこちにある”と言い、“‘特別供給がなくてもよいから、市場の取り締まりをしないでほしい’と言う人もいる”と住民たちの心境を伝えた。

新義州では今回の‘特別供給’で、党機関には高級酒1本、みかん2キロ、きじ2羽が供給され、一般の機関にはお酒1本とりんご、みかんなどの果物が少しずつ供給されたという。人民班にはお酒1本と歯ブラシ、せっけんが1個ずつ、幼稚園と小学校の児童たちにはガム5つ、伝統菓子2つ、菓子2袋、あめ1袋などが供給された。

消息筋は更に、“‘英雄称号’をもらった人と郡の党責任書記には‘贈り物’と書かれた箱が1つずつ別に贈られたが、その中身が何であるのかはよく分からない”と付け加えた。

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会寧の別の消息筋も、この日記者との通話で、“2月16日の祭日の配給として、お酒1本と洗顔石鹸1つ、歯磨き1つをもらい、子供たちにはあめ1袋、菓子2袋、豆菓子1袋、伝統菓子2袋、ガム7つなどをくれた”と言った。

この消息筋は“お酒やせっけんをもらうために、(供給する)商店の前で長い時間待つ方が随分疲れた”と不満ももらした。

両江道の恵山地域でも、企業所で働いている勤労者に限り、アンナム米3キロが供給され、一般の家庭にはお酒と油がそれぞれ 1本ずつ供給された。

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北朝鮮は2007年の金正日の誕生日の時には、住民にお酒とビール、サイダーとあめ、油、お菓子、ガムを含めた10種類以上の食料品と生活必需品を供給した。

2006年には小学校の児童にお菓子200g、あめ200g、米菓子100g、ガム5つなどを供給した。一般の住民には外貨不足などの原因で、特別な贈り物を供給することができなかったという。