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大統領職業務引継ぎ委員会の外交・統一・安保分科幹事のパク・ジン議員が29日、“脱北者問題は大韓民国が主導して解決しなければならない、至急かつ現実的な問題”と語った。

パク議員はこの日、業務引継ぎ委員会の外交統一分科から、脱北者の定着教育施設であるハナ院を訪問し、“普遍的人権の問題として、統一のための第一歩が脱北者問題”と言い、“政府がこれ以上、脱北者問題を対岸の火を見るようにつくろっていてはならない段階になった”と話した。

また、“韓国政府が脱北者問題を放置して顔をそむけていた間、脱北者は生計手段を求めて第3国の道を選択している”と述べ、“北朝鮮を脱出した方たちは、私たちの大韓民国に帰って来ることができる資格を持っており、韓国政府にはこの方たちを大韓民国の懐に安全に連れて来る義務がある”と付け加えた。

更に、“中国の公安当局が脱北者を逮捕、拘禁、強制送還して、北朝鮮で惨めな死を迎えても、政府はこれに対して一言も発しない”と述べ、“南北関係のために北朝鮮は刺激しない、中国との摩擦を避けるという、こうした姿勢が続くことはできない”と強調した。

パク議員はまた、“国内に入国した脱北者は、社会的偏見や差別された待遇、就職難などによって精神的・肉体的に苦しんでおり、各種の犯罪被害にも、無防備状態で露出している。このように問題の深刻さにもかかわらず、5年間脱北者問題に対して消極的・受動的な姿勢で臨んできた”と指摘した。

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このため、パク議員は“正確な脱北者の実態把握を行なう必要があり、脱北者に対する偏見の解消のために努力を傾け、脱北者の犯罪被害ののための教育も強化する必要がある”と語った。

業務引継ぎ委員会のヒョン・インテク委員は、“(脱北者問題は)人権という普遍的価値として扱われなければならないということに同意する”と述べ、“これ以上、この問題から政府が顔を背けたり、避けてはならない。正面からこの問題にぶつかって解決して行かなければならない”と語った。

ヒョン委員は更に、“この過程でどれだけ多くの費用と努力が必要になっても、決して惜しくはないと考える”と述べ、“これまでの政府がこの問題をよく解決してきたのかについて、自省しなければならない。次の政府はこの問題を画期的に改善していかなければならないと考える”と付け加えた。

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この日、パク議員とヒョン委員など、業務引継ぎ委員会の関係者と外交部・統一部の当局者など20人余りが、脱北者6人と面談して教育施設を参観した。