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国連のウイティット・ムンタボン北朝鮮人権特別報告官が24日、“韓国の次期政府で、北朝鮮の人権問題が浮上すると考える”と明らかにした。

5日間の日程で韓国を訪問しているムンタボン報告官は、訪韓最終日の午前に、ソウル中区のプレスセンターで記者会見を開き、“韓国に来る前にマスコミの報道を通じて、李明博氏が南北関係について、北朝鮮の人権問題を優先順位にするはずだと聞いた”と明らかにした。

ムンタボン報告官は、今回の訪韓で大統領職業務引継ぎ委員会の関係者に会ったかと言う質問に、“ハンナラ党の高位関係者に会い、互いに建設的な議論ができた”と述べ、“次期政府でも緊急支援を含み、人道支援が核心議題になると考えられる。もちろん、これにはモニタリング活動が必須だが、既に北朝鮮で活動中の国連機関と両者・多者間の補完ができることを願っている”と語った。

更に、“北朝鮮に何度も書簡を送り、入国を許可することを要請したが、北朝鮮は断り続けている”と述べ、“北朝鮮は現在、特別報告官の任務に対して認めていないが、報告官の存在を国連と接することができる機会の窓口とみなしてほしい”と明らかにした。

6ヶ国協議の議題に人権問題が含まれる可能性があるのかということについては、“6ヶ国協議は北朝鮮の非核化を目標にしているが、両者というレベルで人権問題も議論できると考える”と述べ、“段階的な議論が必要だが、6ヶ国協議が成果を見せたらヘルシンキ協定のような多くの可能性のドアが開くだろう”と予想した。

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訪韓の目的は北朝鮮の人権状況が、韓国に及ぼす影響に対する評価と明らかにしたムンタボン報告官は、韓国政府が脱北者に対してより包括的な支援体制を整えなければならないと要請した。

ムンタボン報告官は“韓国に入国したばかりの脱北者の適応機関である‘ハナ院’を訪問して脱北者と直接会い、生活について実際の話を聞くことができた”と語った。

また、“韓国政府が脱北者が韓国に定着するための支援措置を拡大してきたことと、ハナ院の施設が改善した点”を肯定的に評価しながらも、“北朝鮮での拷問の被害者や老年層などの特別な事例の場合、社会への適応が一層困難だという点を考慮すると、長期的な支援体制が必要”と要請した。

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また、“脱北者の数人が、他の未来を捜すために移民を選択しているという話を聞いた”と言い、“北朝鮮から来て避難場所を探す人たちに、肯定的なイメージを与えることができる活動が必要だ”と述べ、脱北者たちの責任ある行動を促した。

ムンタボン報告官は“韓国は北朝鮮との両者、多者、そして他のレベルの会談で、多様な人権問題を議論してきたが、南北関係には人権に関する多様な問題が存在する”と指摘した。

その事例としてムンタボン報告間は、 ▲戦争捕虜、失踪者、そして離散家族と共に朝鮮戦争の影響で発生した問題 ▲目標集団に伝達することを確認することができる、効果的なモニタリングシステムを備えた人道主義支援 ▲避難場所を求めてやって来る北朝鮮離脱住民たちに対する保護と支援などをあげた。