人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

韓国の柳吉在(リュ・ギルジェ)統一相は27日、北朝鮮は拉北者問題と関連し責任回避をしてはいけないと述べ、「歴史の悲劇を終結させようとする我々の要求に応じるべき」と要請した。

柳統一相は同日、朝鮮戦争拉北人士家族協議会(家族会)がソウル韓国協会100周年記念館で開催した「第5回6.25拉北犠牲者記憶の日」行事に参加。「政府は戦時拉北者の生死確認・再会・書信交換を推進し、さらには送還が実現するよう邁進していく」と述べた。


柳統一相は拉北者の家族が、肉親の生死を確認できない悲しみと社会的レッテルの苦痛を甘受しなければならなかったと慰労した後、「政府は家族らの申告全国範囲の実態調査を並行し、拉北被害者の記憶と経緯を展示する記念館と追慕塔建立も推進していく。拉北被害の真相究明にも前進が見られるだろう」と説明した。

イ・ミイル家族会理事長は「数多くの国内外の文書と証言で、北朝鮮政権は終始一貫拉致の事実を否定してきた。拉北された方々を早急に祖国の地に迎えることが出来るよう、想いと知恵を集結させなければならない」と強調した。

同日の行事には柳統一相、イ・ジョンフン外交部人権大使、拉北被害者家族600人余りが参加。参加者らは拉北者らの写真が印刷された、大型懸垂幕の前にカーネーションを献花した。

先月、朝鮮戦争拉北被害真相究明及び拉北被害者名誉回復委員会が、独立運動家のペク・グァンス先生など119人を朝鮮戦争拉北者と追加で認め、現在まで韓国政府が認めた6.25拉北者は全部で3千24人に増えた。