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北朝鮮咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場で、遮蔽幕設置など4度目の核実験の準備と思われる兆候が米韓情報当局により確認されたと伝えられる。

これにより韓国軍当局は今月25日の朝鮮人民軍創立日と、オバマ米大統領の訪韓に合わせ、挑発行為を仕掛けてくる可能性もあると見て、注意深く見守っている。

韓国政府消息筋は22日、「豊渓里核実験場の特定坑道に遮蔽幕と見られる物体が設置された。車両の動きも増加している。装備と資材の搬入も増加し、注意深く見守っている」と話した。

北朝鮮は昨年2月、豊渓里の西側坑道で3度目の核実験を断行。その後、南側坑道の掘削も完了したと韓国当局は把握する。北朝鮮は政治的な決断さえ下せば、いつでも4度目の核実験が可能なよう準備を整えた状態だと韓国情報当局は分析する。

そのため北朝鮮が25~26日に予定されるオバマ米大統領の訪韓を控え、4度目の核実験の準備に着手したのではとの懸念が出ている。北朝鮮外務省は先月30日、「核抑止力をさらに強化するための新しい形態の核実験も排除しない」と威嚇している。
  
ただ、一部では北朝鮮のこうした動きは、対米交渉力を高める次元での「関心集め用ショー」である可能性もあると見る。核実験の準備作業の最終段階と見られる坑道の埋め直し作業はまだ始まっていないとされる。

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韓国国防省のキム・ミンソク報道官は同日の定例記者会見で、北朝鮮の核実験準備の動向と関連し「(北朝鮮の核実験と関連し)現在、活発な活動が見られ、これにより韓国軍は北朝鮮が短期間内に奇襲的に核実験を行う可能性があると見ており、また過去の事例からも核実験を偽装した欺瞞である可能性も念頭に置いている。『敵が想像しがたい次の段階の措置をとる準備をしている』『4月30日以前に大事が起こる』『大事件を準備している』などの発言が北朝鮮から出ている」と話した。

韓国国防省は北朝鮮の4度目の核実験の可能性が高まっているとし、21日から国防省と合同参謀本部統合危機管理タスクフォース(TF)の稼動に着手した。