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国連の北朝鮮人権調査委員会(COI)のマイケル・カービー委員長は17日(現地時間)に開催された、国連安全保障理事会(安保理)アリアフォーミュラ会議で、北朝鮮指導部を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう要請した。北朝鮮人権問題を議論するため、国連安保理が非公式的に召集されたのは今回が初めてという点で意味が大きい。

AP通信などの外信によると、カービー委員長は同日の会議で「我々が発見した(北朝鮮の)人権侵害の規模と期間及び性格などは、今日の世界で前例のない全体主義国家の姿を見せている」と話した。

彼はさらに、北朝鮮で12万人が政治犯収容所などに監禁されており、ほとんどは生きて出て来れないと述べ、COIが北朝鮮の人権侵害で最も責任のある人物らに対し制裁を行使するよう強く訴えた。

特にカービー委員長は安保理のみが即刻かつ不偏不党で公正な措置をとることができると付け加えた。

カービー委員長は16日、国連主催の日本、カナダ、EU代封能と共同で行った公開対話でも、北朝鮮の多くの人権侵害が反人道犯罪に該当すると指摘している。またICCのみがCOIが提案する任務を遂行できると述べ、国連安保理が北朝鮮の人権状況をICCに付託すべきと主張した。

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国連安保理のアリアフォーミュラ会議は、安保理理事国が率直に意見交換する非公式、非公開の会議で、今回は米国、フランス、オーストラリアが共同開催した。中国とロシアは欠席したと伝えられる。

カービー委員長率いるCOIは2月、北朝鮮で組織的かつ広範囲な反人道犯罪が行われていると主張し、国際社会が保護責任(R2P)を尽くすため、北朝鮮をICCなどの国際司法体系の枠内に付託し、責任者を制裁するよう勧告する報告書を発表している。