人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮が中国にいる私用旅行者(親戚訪問者)のうち、キリスト教と接触したり滞留期間が超過した住民を逮捕・送還するため、国家安全保衛部所属要員を大量に派遣したという。

北朝鮮当局のこうした措置は、これまでキリスト教を体制を脅かす要素と認識してきた点から、住民のキリスト教接触を通した思想的離脱を防止する狙いがあると思われる。

平安北道の消息筋は17日、デイリーNKとの通話で「最近、保衛部は中国にいる私用旅行者のうち、不審な行動が見られる住民を逮捕するための要員を派遣している。一ヶ月前には50人、今月初めには中国丹東と瀋陽地域にそれぞれ20人と50人が追加派遣された。彼らの任務は基本的に日数が超過した旅行者の逮捕だが、特別任務が別にある。教会(キリスト教)教育を受けたり、韓国人と接触した疑いがある人物を逮捕、平壌に送還する活動により力を入れている」と伝えた。

北朝鮮はこれまでは中国への私用旅行者に対し、1ヶ月ないし3ヶ月間の訪問を許可し、日数が一月以上超過した場合、中国内の領事及び代封柏E員と現地に滞在する保衛部要員を動員してきた。こうして構成された逮捕グループは、私用旅行者が頻繁に出入りする食堂や旅館を中心に大々的な逮捕活動を行ってきた。

今回のように一ヶ月の間に保衛部から120人もの要員が派遣されたのは極めて異例。それだけ北朝鮮が住民の教会との接触を通した思想的離脱の可能性に敏感になっているといえる。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

消息筋は「太陽節(金日成の誕生日の4月15日)は休み、保衛部から追加派遣があるとの奄烽