朴槿恵大統領は今月25∼28日のドイツ国賓訪問期間中、ドレスデンで「統一」関連の演説を行う予定だ。


青瓦台のジュ・チョルギ外交安保主席は21日、春秋館での定例記者会見で「朴大統領は28日、旧東ドイツ地域の代表的総合大学でありドイツ5大名門工大のひとつであるドレスデン工大を訪問、名誉博士学位を受賞し演説を行う予定」と伝えた。


統一後にヨーロッパ最大の経済大国として成長したドイツの事例を見習い、執権2年目となる国政の話頭として提示した「統一ビッグチャンス論」よりさらに具体化され整理された統一構想が発表されるものと思われる。これにより朴大統領の演説は「統一ドクトリン」や「ドレスデン宣言」などと呼ばれる可能性もあると展望される。


ジュ主席によると、朴大統領は27日にはハンス= ディートリッヒ・ゲンシャー(元西ドイツ外交長官)、ヴォルフガン・ショイブレ元西ドイツ内務長官(現ドイツ財務長官)、ロタール・デメジエール元東ドイツ総理、ライナー・エップェルマン元東ドイツ国防長官、ルデビヒ元ヘルムート・コール総理経済補佐官、グライケ新連邦州(旧東ドイツ地域)特任官などドイツ統一関連の6人と面談し、ドイツの統一経験と朝鮮半島統一に対する助言を聴取する。


26日にはドイツ統一の象徴ともいえるブランデンブルク門を視察後、長期にわたり親交を深めてきたアンゲラ・メルケル総理と首脳会談を行い、両国間の統一協力、朝鮮半島及び東北アジア情勢、その他の地域問題、実質協力増進などを討議する。


ジュ主席は「今回のドイツ訪問は、統一と統合を成し遂げたドイツの経験を体系的に共有するための全方位的な統一分野協力体系を構築することで、我々の統一に備えていこうという意義がある。このため両国は社会統合、経済統合及び国際協力などの分野別部署及び主要機関間の多面的な統一協力体系を構築する予定」と説明した。