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韓国統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は19日、民族和解協力汎国民協議会(民和協)が大規模対北肥料支援を推進することについて「(今は)タイミングが悪い」と述べた。

柳長官は同日、韓国国防研究院のフォーラムでの特別講義を終えた後、記者団の質問に対し「(民和協 の対北肥料支援が)適切でないということではない」とし、前述のように述べた。

柳長官のこうした発言は5.24対北制裁措置以降、中断している対北肥料支援を民和協が正式に申請したとしても、これを承認しがたいという意味を明らかにしたものと解釈され、今後、民和協の反発が予想される。

韓国政府は朴槿恵大統領の対北政策基調である「朝鮮半島信頼プロセス」に基づき、南北関係前進状況を見ながら今年の対北支援を拡大するという構想を明らかにしている。

先月の南北高官会談、離散家族再会実現などにより、南北関係が新しい局面に乗り出すとの推測が出ていたが、その後の米韓合同軍事演習に合わせて北朝鮮が相次ぎ短距離ミサイルなどを発射。再び両国関係は冷え込んでいる。

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北朝鮮は離散家族問題の根本的な解決の討議を提議した「南北赤十字実務接触」を事実上拒否し、口蹄疫防疫支援提案にも何の反応も見せずにいる。

韓国政府はこうした雰囲気の中で民和協の大規模肥料支援が実施されれば、例え民間レベルの支援とはいえ北朝鮮に誤ったメッセージを伝えかねないと判断する。北朝鮮核問題の膠着状態も大規模対北支援の障害物となっている。

韓国政府のこうした姿勢に反し、民和協は肥料2万トン(100万袋)の物量が蓄積されるまで1口座1袋ずつ集める運動を続けていく方針であることを明らかにした。

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民和協は同日の報道資料を通し「北朝鮮に対する肥料搬出はどっちみち政府の許可が要る。近いうちに実現すると考える。政府と緊密に協議しながら適切な時期に搬出申請をする予定」と述べた。