宣伝扇動部は最高責任者が部長で、副部長、指導員と続く。指導員は担当する指導単位に出向いては講演を行い、思想事業に対する結果などを視察、上部に報告する。指導員は宣伝員がきちんと党の方針を住民に宣伝し教育しているかどうかを点検し総和する。今回の思想幹部大会には主に末端の扇動員が参加すると思われるが、彼らの引率も兼ね模範的な宣伝単位の指導員が参加するものと予想される。
宣伝扇動部幹部への登用は主に金日成社会主義青年同盟幹部の中から行われるが、彼らは該当地域の党学校過程を終えた後、金日成高級党学校などを経て部署末端職責の指導員に配置される。各市道の指導員は担当区域や洞で、一般労働者や農場員のなかでも話がうまかったり党の方針を忠実に守る人物を対象に学習講師や講演講師、宣伝員、5号担当宣伝員を選抜し、宣伝扇動を行わせる。
  
労働党宣伝扇動部は宣伝指導部(第1部)、教養指導部(第2部)、扇動宣伝部(第3部)、出版報道・文化芸術部門指導部(第4部)など4つの部署に分かれ、その下は各道、市、区域・郡党組織に宣伝部門担当部署が置かれている。また朝鮮人民軍総政治局宣伝部を通し軍隊での宣伝扇動業務が指導され、軍幹部の思想が統制される。