韓国を訪問中のウィリアム・バーンズ米国国務省副長官は、21日「韓米両国は、北朝鮮指導部の最近の行動や危険性、未来の無謀な行動と追加的な挑発に関し、多くの憂慮を共有している」と明らかにした。


バーンズ副長官はこの日キム・ギュヒョン外交部1次官との会談を終え、記者に対して「パク・クネ大統領の対北政策を強く支持し、韓国の防御と安保を米国が強力に支援するとことをもう一度強調する」と語った。


バーンズ副長官は、さらに「韓米両国は北朝鮮非核化のため、信頼に値する交渉を再開すべきだと共通認識している」、「両国がそのために協力を持続させることが非常に重要だ」、「米国が、北朝鮮指導部の変化を対応するに当たって、韓国と継続して強く緊密に共助・協力関係が必要だ」と強調した。


これと関連し、キム1次官とバーンズ副長官は、今回の会談で張成沢処刑以後、北朝鮮情勢と最近の対南平和攻勢に対する対応方案、朝鮮半島非核化進展方案、北東アジア情勢などを集中論議したと伝わっている。


両国は、この会談で6者会談再開のためには、北朝鮮の非核化に対する真実性のある措置が先行されなければならないという既存の立場を再確認した。そのためには中国など関連国との緊密な協議を通じ、北核問題の実質的進展のために努力すると同意した。


今回の会談は、去年12月の韓米次官級戦略対話と今月初の外交長官会談に至るまで、張成沢処刑以後の不安定な北朝鮮状況を考慮し、北朝鮮問題の協議を強化することに合議した後、初めて成立した高位級の会談だった。


去る20日訪韓したバーンズ副長官は、この日キム・ジャンス青瓦台国家安保室長などに会い、午後に次の訪問先である中国に向かった。