北朝鮮は、16日午前に統一省に通知文で韓米連合訓練に対して強く抗議したが、当日夜に、突然、国防委員会名義で相互誹謗・中傷を中止しようという“重大提案”を提示した。


国防委はこの日“南朝鮮政府に送る重大提案”を通じ「来る1月30日から旧暦正月時を契機に、相互を刺激し誹謗中傷すべての行為を全面的に中止し、実質的な措置を取るべきであることを南朝鮮政府に正式に提案する」と明らかにした。


これは北朝鮮が15日から2日間、祖国平和統一委員会代弁人と書記局、朝鮮中央通信など媒体通じ“キーリゾルブ”及び“フォールイーグル”を「核全面対決前の宣戦布告」との抗議と相反する内容だ。


国防委は、相手に対するすべての軍事的敵対行為を全面中止し、実質的な措置を取ることを提案する」と、キーリゾルブとフォールイーグルなどの韓米軍事演習を中断する決断を下すことを要求した。特に西海5個島地域を含み、地上、海上、空中での相手に対する刺激行為を全面中止することを強調すると「この提案の実現のため我々は実践的行動を先に見せるであろう」と主張した。


国防委は、さらに「朝鮮半島の非核化を実現することは、我々軍隊と人民の不変の意志」、「この地にもたらす核の被害を阻むための現実的な措置も相互に行うことを提案する」と言い、「この重大提案が実現すれば、離散家族、親戚の再会を含め、南北関係に横たわる多様なすべての問題が解決するようになる」と付け加えた。


北朝鮮はこのような“重大提案”を通じて“関係改善”に対する立場を先に見せ、今後の南北関係で主導権を取ろうとしていると考えられる。また南北関係の閉塞に対する責任を南韓の方に擦りつけるための戦術であるとも読みとれる。


李秀石国家安保戦略研究所責任研究委員は、デイリーNKに「昨年開城工団閉鎖を通じ、南北関係の主導権を確保しようと思ったが、パク政権の原則に慌てた金正恩が多様な戦術で韓国を揺さぶろうとしていると考えられる」、「金正恩が新年辞で述べた“関係改善”をジェスチャーで見せながら主導権確保を試み、キーリゾルブ訓練中断を要求している」と言った。


李責任研究委員は、突然重大提案をしたことに対し「金正恩体制が対南政策に対し、大きいフレームが揃っていないため、場当たり的な政策決定をしている」、「張成沢処刑以後、北朝鮮で体系的に対南政策を推進する人がいなく萎縮しているということも反映している」と分析した。

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