?北朝鮮人民保安部が最近、張成沢処刑以後の内部体制取締まりを強化するため“4大指針”を全国に通達したと伝わった。この指針は、また各道裁判所・検察所を含んだ道人民委員会法務省にも同時に通達されたとのこと。

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咸鏡道消息筋は、7日デイリーNKとの通話で「去年、張成沢処刑直後、人民保安部名義で各道市保安局、保安所に四大指針が下され、その貫徹のため保安員が新年から厳しく住民の動向をチェックしている」、「今年は4大指針による検閲が持続的に進行、強化される」と伝えた。

消息筋によれば、4大指針とは▲金正恩名誉毀損行為 ▲キリスト教を含めた各種迷信行為及び迷信行為助長 ▲麻薬行為 ▲南朝鮮ドラマなど不純録画物視聴及び流布などを厳罰に処するという内容だ。

消息筋は「将軍様名誉毀損にあたる罪には『容赦なく陵遅処斬(大逆罪を犯したものを極刑に処し頭胴体手足を切り落としてさらし者にする)』などとゾッとするような言葉が混ぜながら厳重に処罰すると書かれている」、「二番目のキリスト教については知らない住民も多いが、指針で『大罪とする』と宣布されているから、中国に行って来た旅行客も検閲対象になるだろう」と言った。

引き続き消息筋は「麻薬行為に対する処罰を厳しく行なうという指針は『この地から麻薬という言葉を無くす』、『麻薬が中国との外交事業に害及ぼすし危険毒素をまき散らす』と言う言葉がある」、「北朝鮮で麻薬を服用する人の故に国家的に問題になるという意味だ」と説明した。

また、消息筋は「新年に入り韓国ドラマなどCD購買者が見当たらなくなった」、「中国ドラマも朝鮮語に翻訳されたもの不純録画物に該当し、外国映画に我々が見てはいけないものなど(体制批判、資本主義、成人用品)が多く混ざっているので政府が厳しく取締まっている」と伝えた。

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特に消息筋は「保安員も『新年から4大指針をおいて生活総和、党に対する忠実性も検証する』と言う上部の圧力に緊張している」、「韓国ドラマなど非社会主義要素に陥り問題が発生した場合、住民だけではなく保安員たちへの取締まりも強化される」と言った。

引き続き「今回の4大指針は道裁判所・検察所と人民委員会法務省にも下ろされたが、これは検閲だけではなく住民に対する法的な側面でも処罰を強化するという意味」と言いながら「保安員は『今年最高指導者に対する忠実性の測りは4大指針貫徹』と言い、法執行者の保安員、保衛部員、検察所検事を通じる住民検閲はだんだん無くなる」と言った。