残忍な方法で処刑された張成沢氏
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金日成主席の婿で、金正恩党委員長の叔父として、 北朝鮮の金家一族のために一生を捧げてきた張成沢(チャン・ソンテク)党行政部長が12日、機関銃の連射に加え、火炎放射器まで使い、耳にしただけでも身震いがし骨が砕けてしまいそうな恐怖の公開処刑により残酷に殺された。
ある脱北者は、北朝鮮消息筋が「張成沢氏の死体は、3日以上餌を与えなかった軍用犬に喰わせたので、骨を拾い集める事も出来なかった」と話したと伝えている。
金日成氏、金正日氏は無論、幼い甥の金正恩に至るまで3代にわたって忠僕として生きてきた張成沢氏、金家一族の汚い卑劣な「血の暗闘の泥」の中でやっとロイヤルファミリーに入籍したが、ついに幼い甥によって残酷な最後を迎えたのだ。
北朝鮮政権の野蛮性に詳しい我々脱北者たちは、独裁政権3代目の金正恩氏の下で、今度は何処の誰が金正恩による犠牲者になって、死んでいくのかと緊張していた。世界の政府と外信が、海外留学派の金正恩氏について金日成氏、金正日氏とは何か違うだろうという漠然とした期待感を浮かべている時、我々脱北者は「数百万人が粛清される血まみれの殺戮行進」を思い出し、今回だけはこのよう不吉な思いが、ただの杞憂に終わることを切に望んでいた。
しかし、今はもう全てがに現実になってしまい、残念ながら今、私たちの目前で「粛清の世襲の最悪ドラマ」が明らかになったのだ。
北朝鮮全土を「キリング・フィールド」にする稀代の殺人鬼
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面張成沢氏が幼い甥の金正恩氏の権力掌握をために尽力したことは、誰もが知っている事実だ。こんな恩人まで虐殺したということは、金正恩氏が最低の横道者、裏切り者であり、北朝鮮全土を「キリング・フィールド」にする稀代の殺人鬼ということを立証したということだ。
張成沢氏の死は一個人のことではなく、「北朝鮮の全てが狂乱により血まみれの惨状になるプロローグ」だ。NO.2の張成沢の最側近の李龍河(リ・リョンハ)党行政部第一副部長と張秀吉(チャン・スギル) 党行政部副部長も機関銃で乱射され、遺体すら残せなかったように張成沢氏と少しでも関わりのある人は必ず血の集団粛清の供え物になるだろう。
最近、金正恩氏が犯している「無残な公開処刑は、人間をまるで獣扱いをする、何より残忍で恐ろしい罪」だ。これをただの統治手段として認識してはいけない。世界の誰でも金正恩の以外の者は人間扱いされないと言う、国連憲章とは全く反する一種の「人権テロ」なのだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ところが、金正恩氏の殺戮の犯罪に対して国連は無論、国際社会は外交的なコメントをするだけで、「金正恩氏が犯している殺戮の行進を阻止する」という意志は示していない。それで、我々脱北者、皆が絶望しているのだ。
脱北者は血を吐く思いで叫ぶ
次のように叫んでいる金正恩氏の殺人行為を阻止する方法が全くないからだろうか。北朝鮮政府が多くの政敵と良心的な囚人の死体の山で築かれた権力だからどうしようもないと言うのだろうか。あなた脱北者たちは、残酷な政権から逃れたことで満足しながら生きろと言うのだろうか。我々脱北者は血を吐く思いで次のように叫んでいる。
「2300万の兄弟姉妹をこれ以上、金正恩氏の下に放置することができない。国連は勿論、米国を始め国際社会が残虐で非道のDNAの持ち主、金正恩氏を排除するために、積極的に力を貸してほしい。それで、イラクのフセイン元大統領やリビアのガザフィ元大佐のように、稚拙な殺人鬼、独裁者金正恩氏にも早く悲惨な末路を迎えるようにしてほしい」 と。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面国際社会が金正恩氏によって犯されているこの殺戮の行進を規制しなければ、彼は意気揚々全世界を相手に核兵器とミサイル、銃砲を振り回す野獣性を露骨にしながら、引き続いて世界の人々を苦しめるだろう。
一人の個人の感情で、一夜にして政敵に追い込まれ、惨めに殺害されてしまう北朝鮮住民と、汚れた血統によって核とミサイルなど大量殺傷兵器の恐怖に悩まされなければならない世界人は、同じ運命だといえる。
北朝鮮は政権出帆以来、血の粛清と殺戮で支えて来た粛清の集団であり、この粛清の業こそが、300万人の餓死者が出ても金家世襲王国は無事である秘訣なのだ。
金正恩氏を国際司法裁判所に提訴せよ
金正恩氏も、この殺人恐怖統治を真似たのだ。親代々、犯してきた殺人政治を終わらせない限り、北朝鮮では何の変化も期待もできず、また核放棄も全く実行されない。
今や国連は勿論、米国や日本を始め国際社会は 核問題及び公開処刑など人権問題も含め、 金正恩氏に対してより一層の強力で実効性のある制裁と心理的・物理的方法で圧迫を加えるべきだ。
殺人鬼の北朝鮮政権に対して、全ての外交的やり取りを打ち切り、金正恩氏をはじめ、殺戮行進の手先きが二度とも海外に足を踏み入れないように、彼らが北朝鮮を出国する次第、直ちに国際司法裁判所に提訴するシステムを備えなければならない。国際社会が金正恩に一抹の期待を持ち、彼に妥協する限り、23000万北朝鮮住民は何の防備もなく独裁者の銃剣の下で殺戮されていくばかりだ。
何卒、今回の張成沢氏の公開処刑の事件を通じ、北朝鮮住民が置かれている絶望的状況を理解して、彼らを救うため正義の宣戦布告をしてほしい。そして北朝鮮住民の尊い命を一日も早く救出できるように力を合わせてほしい。心から切実に訴える。