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イギリスが昨年1月から9月までの間に自国に亡命申請をした北朝鮮の国籍所持者165人中、100人に亡命の申請を許可し、このうち75人に対して最終的に亡命の承認をしたと、RFA放送が15日伝えた。

RFAはイギリス内務省(Home Office)の最新の統計資料を引用して、亡命の承認を受けることができなかった申請者の15人は、人道的保護(humanitarian protection)と臨時居住ビザを与えられたと伝えた。

イギリスに亡命申請をした北朝鮮出身の165人は、配偶者とその子供を除いた‘主申請者’(principal applicant)のみを含んだ数だ。したがって、実際に亡命を申請した人の数はこれよりも多いと思われる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は去年1月から10月まで、あわせて245人の北朝鮮出身者がイギリスに新規亡命申請をしたと伝えた。

イギリス政府は亡命申請者のうち、65人が断られた理由について、 ▲亡命申請の証拠資料が不十分 ▲亡命のインタビューに応じなかった ▲安全な第3国に到着した場合などが含まれると明らかにした。

韓国の脱北者支援団体であるスンイ同志会のチェ・チョンハ事務局長はRFA放送とのインタビューで、“脱北して韓国に来た人も、その事実を隠して亡命申請をするが、10人に1人だけ韓国に帰り、残りはそのまま通過となる。こうした状況を見て思うのだが、イギリス政府は随分ゆったりと仕事の処理をするようだ”と語った。

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これについてイギリス内務省は14日、RFAとの電子メールによるインタビューで、“内務省傘下のイギリス国境移民局(Board and Immigration Agency)は、脱北者の亡命と難民申請の推移を詳しく見守っており、難民申請の過程を悪用する事例がある場合、適切な措置を取る”と明らかにした。

イギリス内務省傘下の移民局も、“イギリス政府は本当に助けが必要な脱北者に、国際法による保護を提供する。だが、亡命の申請や上訴をする人が、実際にはそのような国際的保護が必要ではないことが判明した場合、イギリスから追放する強硬措置を取る”と語った。