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旧ソ連体制は、3段階で崩壊した。

1段階目は、スターリン死亡と階級独裁、首領独裁による弱体化(1956年第20次党大会)、社会主義-共産主義経済建設の失敗(1960年代)。2段階目は、ヘルシンキ協定、人権調査収容(1970年代)。最後の3段階目は米国レーガン政府のスターウォーズ・プロジェクトなど、冷戦から経済戦に戦略を移したた米国の対・A崩壊戦略(1980年代)だった。3段階の中で、核心的ポイントは、社会主義-共産主義経済建設の失敗だった。その結果、1990年代にソ連は崩壊した。

北朝鮮は、金日成時代に千里馬総路線が一応成功(1950年代の末〜60年代)した。1960年代中盤から国防・経済併進路線を推進し、国防は成功、経済建設は失敗した。しかし、これにより正常な経済建設の土台の崩れることになった。金正日は、先軍路線(1998年〜2011)により経済崩壊、核開発は成功して先軍生存戦略で体制を支えた。

金正恩は、核・経済併進路線(2013〜)を選択した。この路線は成功するのか。99%は失敗するであろう。

金日成時代は、東西陣営の外交により東アジア国際安保は、冷戦による安定の告}だった。首領金日成のカリスマは絶対的だった。金正日時代は、東欧の崩壊と極端な食糧難があったが、核開発と中国・韓国の支援で持ち耐えた。それに監視統制、非公開処刑など、一人独裁体制構築で右に出る者いなかった。

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金正恩時代は、韓米日中全てが北の核に反対し、全世界の人が北朝鮮の人権改善を要求している。市場化が進行し、外部からの情報は多量流入された。携帯電話が250万台に達し、住民の横的の情報交流が可能になった。平壌で起こった事件を清津の人にすぐに知れるようになった。これからは、北朝鮮は朝鮮中央放送だけを見る旧石器時代ではなくなったのだ。

また金日成や金正日のように、数十年をかけて構築された受領のカリスマを金正恩が2-3年で構築することも到底不可能である。

北朝鮮の体制の持久力を判断する場合、金日成の千里馬総路線時代を90%とすれば、金正日(先軍路線)時代は40%、現在の金正恩の時代は、20%程度に見るべきだろう。何一つ希望がの見えない。このゆえ金正恩政権は、早ければ2014年から四面楚歌、進退両難、自中之乱に陥るはずであり、2018年まではこの現象が続くだろう。

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2014年北朝鮮情勢の観察のポイントは次の通り。

1)北朝鮮の4次核実験または長距離ミサイル打ち上げと韓米日中の対応方式、対南軍事挑発と大韓民国の対応方式 2)金正恩恐怖政治に対する逆風 3)疑心に満ちた金正恩による権力再編と党、軍内部の突発変化 4)経済特区及び13経済開発区の運命 5)何よりも大韓民国政府の対北政策の成敗可否が金正恩政権の運命に決定的に作用するようになるだろう。

2015年〜2018年は、金正恩政権が崩壊していく変曲時期だ。核・経済併進路線の失敗が確実化し、党と軍の生存と利権をめぐった死に物狂いの衝突と、これによる金正恩の政治的有故, 金正恩が朝に決めた事項が、夕方に変わる(朝変夕改)現象等々、全体主義独裁体制の末期現象を証明する各種の突発事件が相次いで発生するだろう。今後の大韓民国50年〜100年の命運を占う時期がこの時期であろう。

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ところでもし、大韓民国国民が、これに対処できず金正恩政権がじりじりと2020年まで続いてしまったらどうなるか。

中国が対米戦略の一環として金正恩政権に経済・外交的支援をし → 北朝鮮が東北アジア安保で中国の代わりをして対米軍事戦略の悪役’を一部担当しながら → 米中日の東アジアが新冷戦の中で朝中関係が共生し継続したら、おそらく朝中関係は、イソギンチャクとサザエのように共生関係を保ち推移することになるかもしれない。

そのようになれば、核保有国である金正恩体制も生存が可能になり、大韓民国の長続的なき発展が危ぶまれることは勿論、むしろ韓国社会内部で自由民主主義体制が深刻な挑戦に直面するであろう。

歴史的変化をみせる時期の一国家共同体の総ての能力とは、その国の国民ひとりひとりの能力の総和である。国民の能力の総和を作り上げるのは政治の役目だ。また、この国民総和が危機に面する決定期にどのように発揮されるのかによって国家の運命は変わる。

今大韓民国に生きる世代は、私たちと後の世代の安全と幸福のために何をしなければならないのだろうか。それは北朝鮮の全体主義首領独裁体制の早急な転換だ。それが南北7500万住民が朝鮮半島の成功の時代を共に開いて行く第一歩だ。