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韓国統一部は26日、北朝鮮が「南側情報員スパイ」と主張し拘束している、韓国国民の身元を要求する通知文の受け取りを二日間にわたり拒否していると伝えた。国家情報院は「(スパイ説は)とんでもない」と主張。統一部がその後、数回にわたり身元確認を要求してきたが、北朝鮮は一切の反応を見せていない。

統一部当局者は同日、「韓国側は昨日に続き本日、大韓赤十字社総裁名義の対北通知文を発送しようとしたが、北側は現在まで受け取ろうとしていない」と述べ、北側に韓国国民の早期釈放をさらに要求していると話した。

同当局者はさらに「北側の連絡官は上部から特に指示がないため、通知文を受け取ることが出来ないという立場を伝えてきた。自分たちが受け取りたくない内容だと判断したようだ。過去にも通知文を受け取らないことが度々あった」と説明した。

当局者によれば、対北通知文では「北朝鮮が度々の身元確認要求に対し何の反応も示さないことは、人道主義に正面から反する行いであり、こうした状況が持続する場合、事実上、韓国国民に対する強制的な拘束としか言えない」という内容の他、「韓国側は北側の態度に遺憾を表明し、北側が早期に韓国国民の身元を確認することをもう一度要請する。あわせて北側が一日も早く韓国国民を釈放し送還することを要求する」と強調している。

こうした内容に基づき、韓国政府は北側が今後も通知文の受け取りを拒否する場合、国際機高ワたは第3国を経由した伝達方式も検討する嵐閧ニ伝えられる。

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一方、北朝鮮は7日、国家安全保衛部(韓国の国家情報院)報道官を通し、密入朝した南側情報員「スパイ」を逮捕し調査中だと主張した。北側が逮捕したと公表した人物は、中国丹東で宣教師として活動していた50代のキム某氏とされる。