北朝鮮が人道主義的支援に対する監視が必要とされる特別監視対象国に指定された。ベルギーの非政府機関のACAPS(The Assessment Capacities Project)が13日(現地時間)、こうした内容の「世界危機事態報告書」を発表したとラジオ・フリー・アジア(RFA)が同日、報道した。
ACAPSは6ヶ月間にわたり人道主義的支援の要請があった114カ国の人道主義状況を分析。北朝鮮をはじめ2カ国を特別監視対象国に選定した。人道主義的危機が高く他の支援要請国よりも優先的に監視と支援が必要と評価される国を意味する。北朝鮮は昨年に続き今年も選定された。
ACAPSは報告書で「北朝鮮の1600万人の住民が慢性的な食糧不足に苦しんでおり、240万人が外部からの食糧援助を必要としている」と懸念を示した。
ACAPSはまた、北朝鮮の人権状況について9月の国連人権調査委員会の報告書を引用し「強制収容所内の拷問など複数の人権蹂躙状況が継続しており、北朝鮮の人道主義的状況が深刻」と指摘した。
ACAPSは人道主義的支援のために世界中の国に対し、自然災害及び危機状況をモニタリングする非政府機関の。