李明博氏が14日、“南北首脳会談が北朝鮮の核を放棄させるのに役に立ち、南北にとって役に立つことならば、いつでも会えるのではないかという考えを持っている”と語った。
李氏はこの日午前、業務引継ぎ委員会の大会議室で行った新年記者会見で、“任期中に1回行う首脳会談は形式(的)”と言い、このように明らかにした。
また、次期首脳会談の開催場所については、“この次に会うのならば、こちら側で会うのがよいと思う”と付け加えた。
南北関係の協力方案について、“10月の首脳会談の合意事項は、原論的にだけ合意されているので、具体的な事項は後続状況を見なければならない”と述べ、“新政府は事業の妥当性、財政の負担、国民の合意などの観点から、互いに納得できる合意事項を履行していくだろう”と言い、慎重に検討するという立場を明らかにした。
また、“新政府が出帆し、南北関係も今や実質的に発展しなければならない”と述べ、“何よりも重要なことは相互の信頼”と語った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面更に、“6ヶ国協議で合意されたことを誠実に行動で守るならば、南北協力の時代は繰り上げられる可能性がある”と言い、“南北関係を順調に解決するためにも、周辺国と南北朝鮮の関係がより緊密にならなければならない”と強調した。
‘韓米同盟の強化’という方針を明らかにしている李氏は、“アメリカとの関係が緊密になるといって、南北関係が疎遠になるだろうという等式は正しくない”と述べ、“韓米関係が敦厚になることが南北関係をよりよくするはずで、韓米関係がよくなれば、米朝関係もよくなるはずであり、南北関係が疎かになるわけではない”と主張した。
また、“日本と中国、ロシアは全て、韓国の未来にとって非常に重要なカギになる国々”と言い、“実質的な関係の増進と創意的な事業を通じた共同繁栄の努力を大幅に強化しなければならない”と述べ、最近の4ヶ国の特使派遣の意義を説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面党内派閥間の対立が深刻な総選挙の候補者推薦については、“国民は新政府のすべての部分に変化を期待しており、政治も例外ではない”と述べ、“党の誰も個人的、系譜的な利益を去り、協力しなければならない”と主張した。
国益中心の実用主義路線を明らかにした李明博氏は、政府の組職の縮小、改編と、果敢な規制改革を通じた‘和合の中の変化’も強調した。
李氏は“過去に束縛されず、現実を冷徹に直視して未来に向けた道を開くために、‘和合の中の変化’を遂げなければならない”と述べ、“つましく有能な政府を作ることが、李明博政府の最も重要な国政課題”と語った。