北朝鮮の一部農村地域で、食糧難の深刻化が伝えられている。
例年であれば「春窮期」と呼ばれる食糧難は4月から5月にかけて本格化するが、デイリーNKの内部消息筋によると、今年はすでに2月の段階で穀物が尽きる世帯が目立ち始めたという。消息筋は「時期が年々早まっており、現在はさらに状況が悪化している」と危機感を示した。苦しいのは軍隊も同じだ。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は以前、清津(チョンジン)市郊外に駐屯する高射銃部隊で兵役についていた21歳の女性兵士の非業の死について伝えた。
黄海北道(ファンヘブクト)の農村出身のこの兵士は、部隊に配属された当初から副業小隊で勤務し続けてきた。この「副業」とは、部隊で消費する食糧を生産することを指す。朝鮮人民軍は慢性的な食糧不足に悩まされており、それを解消するために副業地と呼ばれる農地を所有、兵士たちに食べさせる農作物を生産している。
