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北朝鮮が5月から平安北道東倉里のミサイル基地を拡張し、長距離ミサイルエンジン実験を5回行ったと伝えられる。

5日、非公開で開かれた国防情報本部国政監査の直後に実施されたメディア会合で、情報委幹事でセヌリ党のチョ・ウォンジン議員は「北朝鮮は昨年12月、長距離ミサイル発射に成功した後にもミサイル研究開発を続けており、今年だけでも東倉里でエンジン実験を5回実施したと情報本部に報告があった」と伝えた。

国防情報本部はまた、北朝鮮軍が今年5月から平安北道東倉里のミサイル基地拡張工事を行っており、核実験を3回実施した咸鏡北道豊渓里でも坑道周辺の整理作業が持続的に進行されているとした。

チョ議員によれば、民主党のユ・インテ議員が「北朝鮮が首都圏を中心に非対称戦力を増強させており、前線100?以内の兵力の70%、火力の80%、戦車2千台を配置したのは確かか」という質問に対しチョ・ボグン情報本部長は「そうだ」と回答した。

さらに過去金正日時代の「軍中心」の体制から現在は「党中心」の体制に転換したものと情報本部は把握しているとし、チョ本部長は「金正恩が軍部を完全に掌握している」と報告したと伝えられる。

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一方、同日の国政監査で「南と北が戦争をすればどちらが優勢か」という民主党のチョン・チョンレ議員の質問にチョ本部長は「米韓同盟をもとに戦えば南側が圧倒的に優勢だが、これを排除し1:1で戦う場合は韓国側が負ける」と回答し、論戦があったとされる。

チョン議員は「北朝鮮よりも国防費を44倍も多く消費するのに何故戦力が劣勢なのか」と再度質問すると「性能と火力は韓国が圧倒的に上だが、北朝鮮の非対称戦力などを考慮すると『劣勢』という意味」とチョ本部長は説明した。