軍事専門家の間では、今回の結果について「想定内」との見方が強い。デイラマーンは排水量約1,500トンと、本家のイージス駆逐艦(約9,000トン)に比べて大幅に小型であり、電力供給能力や演算処理装置の性能に限界があったとみられる。

そもそも固定式レーダーを載せればイージス艦になれるわけではない。高度な電子戦環境下での妨害排除能力や、統合された火器管制システムにおいて、イスラエル軍の技術レベルと決定的な隔たりがあったのは確実だ。

最高指導者の死亡説が流れるなど指揮系統が麻痺する中、イラン海軍はインド洋でも姉妹艦「デナ」を米軍に撃沈されており、国家防衛の柱と頼んだ「国産イージス」の喪失は、イラン軍にとって再起不能な打撃となる可能性がある。