北朝鮮のパク・ギリョン外務省副相は1日(現地時間)、「核軍縮交渉を早期に開始し無条件的な核不使用担保の提供、核兵器使用禁止を規定した拘束力のある国際法的文書が作成されなければならない」と主張した。
パク副相は同日、国連総会基調演説を通し「核軍縮を通して核兵器を完全に撤廃し、核兵器のない世界を建設することは国際社会の共通の要求」とし、このように述べた。
彼はさらに「米国は国連安全保障理事会の権限を悪用している。北朝鮮の長距離ミサイル発射以降、北朝鮮を圧迫している(国連の)制裁措置は不当。米国は東北アジア地域で軍事力を通した覇権掌握を目標に、北朝鮮を最初の攻撃目標としている」とし、米国が分断された朝鮮半島で依然として緊張を造成する敵対視政策を展開していると非難した。
パク副相はまた「平和な発展を成し遂げるための我々の努力は重大な難関に直面している。朝鮮半島の恒久的平和を維持するための唯一の方法は、米国の敵対視政策を清算すること」と述べた。
パク副相はこれに先立ち、韓国軍が国軍の日を迎え北朝鮮の核心施設を打撃可能な弾道ミサイル「ヒョンム-?」と長距離巡航ミサイル「ヒョンム-?」、海岸砲部隊打撃用の「スパイクミサイル」などを初めて公開したことを取り上げ、「北朝鮮は(南北)関係改善のために努力しているが、韓国は依然として敵対的な行為を続けている。韓国の態度は南北関係を過去のように再び破壊的な段階に後戻りさせる危険極まりない行為。我々の誠意ある努力により、やっと改善の兆しが見えていた北南関係が南朝鮮当局の旧態依然とした同族対決行為により、再び破局状態へ陥る危険が造成されている。対話と交渉で朝鮮半島の緊張を終結させようという我々の立場は変わらない。北朝鮮は朝鮮半島の緊張緩和に向け、最大限の忍耐心を発揮している」と主張した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮人権問題については「国連人権舞台では強権と二重基準が日増しに無心に表現されており、発展途上国が例外なく選択的な対象となっている。西方式の価値観によって選択された国々の人権状況が問題視される状況は、いかなる場合にも正当化されることはない」と話した。
このほか、パク副相は北朝鮮の自主権認定、停戦協定の平和協定への転換、韓国内国連軍事司令部の解体など、従来の主張を繰り返した。