北朝鮮は29日、開城工団南北共同委員会1次会議が9月2日に開城工団で実施されると伝えた。前日に韓国政府が北側に共同委1次会議を来月2日に開城工団で開催することを提案し、北側が同意した形になる。
朝鮮中央通信は同日、「北と南は開城工団工業地区の正常化に合意したことに基づき、そのための実践的な措置として28日、開城工業地区北南共同委員会構成及び運営に関する合意書を採択した。開城工業地区北南共同委員会第1次会議は9月2日に開城工業地区で実施することにした」と明らかにした。
同通信は南北が共同委傘下に「常設事務所と必要な分科を設置し、開城工業地区運営過程で提起される問題を協議解決していくことにした」と付け加えた。
これと関連し韓国統一部当局者は28日、「板門店連絡官チャンネルを通し合意書文案に両者が合意。署名する手続きのみが残っている」と述べた。南北は今まで板門店経由で文書を交換する方式で開城工団関連の合意案調整作業を行ってきた。
合意書は共同委員長に任命予定の南側のキム・ギウン統一部南北協力地区支援団長と北側のパク・チョルス中央特区開発指導総局副総局長がそれぞれ署名することにより効力を発する。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、南北は金剛山観光再開のための実務会談の日程をめぐっては神経戦を展開している。
北朝鮮は同日、「金剛山会談を当初の提案日(9月25日)より1週間後の10月2日に開催しよう」という韓国政府の27日の修正提案に対し、「再考を願う」と要求。同日、チョン・オギョン統一戦線部名義で送られてきた連絡文で8月末∼9月初めの開催という従来の主張を繰り返した。
これについて韓国政府は午後7時ごろ、「10月2日の修正提案は開城工団の発展的正常化及び離散家族再会行事のための準備を考慮し十分に検討した結果」として姿勢を曲げておらず、会談日程をめぐり北朝鮮との神経戦が続くことが予想される。