同通信の報道全文は次のとおり。

敬愛する金正恩総書記が竣工を控えた地方工業工場を視察

【平壌12月5日発朝鮮中央通信】偉大な朝鮮労働党の遠大な地方発展戦略に従って今年、地方の建設では昨年より高く設定した基準を目標として、近代性と経済的実利、将来性の面においてもう一段階飛躍する誇るに足る変革的成果が収められた。

朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が12月3日、竣工(しゅんこう)を控えた複数の郡の地方工業工場を訪れて実態を現地で確認した。

朝鮮労働党中央委員会の趙甬元、朴正天の両書記が同行した。

金正恩総書記はまず、平安南道新陽郡の地方工業工場を視察した。

建設に参加した軍部隊の指揮官と設計機関の活動家、新陽郡の党、政権機関の責任幹部、地方工業工場の幹部が現地で、金正恩総書記を迎えた。

金正恩総書記は、同郡の食品工場、縫製品工場、日用品工場の生産施設や文化厚生施設をいちいち見て回り、施工状況と運営準備の実態を具体的に確かめた。

金正恩総書記は、建設部隊の施工水準、技術装備水準が一年前より著しく発展したことが分かると述べ、建設工程の全般で跛行性が確かに減り、均衡性と専門化水準が向上したことに満足の意を表した。

金正恩総書記は、建設の質的評価は仕上げの施工にかかっていると述べ、各級建設部隊の仕上げ施工の専門性と精巧さを画期的に高めるための方向と方途を示した。

金正恩総書記は、来年度から地方建設では保健医療施設と総合奉仕所など追加対象が予定されているので困難があり得るが、人民軍は党の地方発展政策の遂行を確固と保証する底知れない潜在力を有しており、蓄積された豊かな経験と高揚した闘争熱意は地方建設革命の絶え間ない成功を力強く牽引するであろうと確言した。

金正恩総書記は、地方工業革命を開始してからわずか2年もならない間に全国的に40の市・郡に近代的な地方工業工場が建設されたのは地方の目覚しい変革ぶりを見せている、農村建設と地方工業建設は人民の生活の質を抜本的に改善し、市・郡が自立的に発展する物質的・技術的土台を築き上げる一つの大きな革命であり、われわれはまさにこの最も責任あり重大な歴史的過渡期を経過していると述べた。

金正恩総書記は、地方工業工場の建設において現れた一連の偏向を指摘し、工場の運営と生産活性化、住民にさまざまな便宜を提供するためのいくつかの重要課題を示した。

金正恩総書記は、平安南道北倉郡の地方工業工場を視察した。

金正恩総書記は、食品工場の建設で建築設計と工程設計の不一致が現れたことについて指摘し、初期の図面とは違って不合理に変更され、再施工を余儀なくされたのはこれらの偏向を適時に正す指導体系、機能的体系が確立していないところにその原因があると批判した。

金正恩総書記は、現代化、標準化、規格化の要求通りに建設で高い質的水準を保ち、工場をわれわれの方式の文明と発展の直接的実体として完璧に建設するには設計と施工、運営単位の3者合意体系を一層確立し、建設の科学化、一体化を実現し、産業施設の建設で乾式工法の割合を引き続き拡大・奨励しなければならないと述べた。

金正恩総書記は、人民生活で基礎的かつ必須の各種消費財を日常的に生産・供給するのは党の地方工業政策の遂行で中核的な課題であると述べ、地元の特性を生かした特産物の品種を増やし、日用品の質を高めることを特別に強調した。

金正恩総書記は、地方経済の発展に全党的、全国家的関心を払い、毎年地方製品品評会を定期的に催し、総括・評価を有意義に行って各地方工業工場が競争して発展するようにさせることが重要であると述べた。

金正恩総書記は、地方変革の歴史的課題を人民軍に委任したのはわが軍に対する党と革命、時代と人民の最も崇高な信頼心の表れであると述べ、建設部隊の将兵が朝鮮労働党の宿願、地方人民の宿望を実現するための偉業の先頭で革命軍隊特有の闘争精神と気質、創造気概を引き続き強く発揮していくものとの期待と確信を表明した。

金正恩総書記は、平安南道殷山郡に新たに建設した殷山製紙工場を訪れた。

朝鮮労働党平安南道委員会の李景哲責任書記と関係部門、工場の幹部が金正恩総書記を迎えた。

金正恩総書記は、各道別に道内の需要を満たせる近代的な製紙工場を設立するという党の決定に従って、モデルケースとして平安南道殷山郡に先に建設した製紙工場はわれわれの方式の製紙工業発展と展望的な国家的需要を満たす上で重要な意義を持つと述べた。

金正恩総書記は、多用途抄紙機、トイレットペーパー抄紙機、紙器成形機をはじめ、わが科学者、技術者と労働者階級の開拓精神と創造熱情が胸熱く秘められている生産設備を見て回りながら、党が最も心配する問題の一つを解決する上で平安南道内の複数の企業所と国家科学院製紙工学研究所が旗印を掲げたが、実に大したものである、特に国家科学院製紙工学研究所がわれわれの方式の製紙法、製紙技術を発展させるための明確な展望目標を掲げていることをうれしく思うと述べ、国家科学院製紙工学研究所の科学者、技術者に評価と激励のあいさつを伝えた。

金正恩総書記は、科学技術、教育、文化生活をはじめ全ての領域で必須の紙の需要を満たすためにはわれわれの原料に基づくわれわれの方式の製紙法と製紙技術を不断に発展させていくべきであると述べ、各道が平安南道にモデルケースとして建設した工場建設の経験を取り入れ、次期5カ年計画期間内に近代的な製紙工場を建設する問題をより具体的に討議し、決定すべきであると語った。

金正恩総書記は、一年の誇るべき創造闘争、勤労闘争の結果を総括し、人民に評価を受ける竣工、操業の季節が訪れたと述べ、全ての地方工業工場が12月中に行われる竣工式と操業式の前までいささかの欠点もなく運営の準備を責任を持って整えることを強調し、地方発展政策の推進に関する複数の課題を手配した。---