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「朝鮮戦争は金日成の赤化計画を粉砕し霧散させたものであり、金日成の敗北であり韓国の勝利と認識しなければならない。」

北朝鮮民主化ネットワークの金永煥(キム・ヨンファン)研究委員は25日、NK知識連帯が主催した「朝鮮戦争の再認識、7.27は停戦日か?戦勝日か?」というテーマの学術セミナーで「朝鮮戦争を過度に悲観的な観点から見る態度から脱却し、今日の我々の基礎を築いたという点で朝鮮戦争を戦勝として評価する必要がある」とし、上記のように主張した。

金研究委員はこれまで ▲数百人の命を奪った悲劇の戦争だったという点 ▲鴨緑江のほとりまで進撃し統一できる機会を逃した点 ▲米国とUNの支援を受け辛うじて撃退した点−などを理由に、朝鮮戦争を勝利ととらえる見方は皆無に等しかったと指摘。

彼は「朝鮮戦争の結果、朝鮮半島全体を自由民主主義体制にしていたなら、これ以上素晴らしいことはない。金日成の赤化意志を粉砕し死守したことも非常に貴重で重要な勝利」と強調した。

金研究委員はまた「朝鮮戦争の主な責任は明らかに金日成と朝鮮労働党にある」とし、戦争の責任を冷戦体制、米国、スターリンなどに押し付ける一部の傾向を批判。「当時の国際社会や朝鮮半島情勢での多様な要素を考慮することは必要。しかし戦争の主な責任が金日成と朝鮮労働党にあるという点を明確にしないまま、こうした話をするのは議論を複雑にする」と主張した。

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統一研究院のチョン・ウンチャン教授は「各種歴史的証拠を通し、朝鮮戦争の面貌が明らかになっている現在までも北朝鮮は依然として韓国の「北朝鮮侵略説」と「祖国解放戦争」の正当性を主張している。こうした虚偽宣伝、誤った教育により北朝鮮住民はもちろん、韓国内部でも一部の人間が間違った「朝鮮戦争観」から抜け出せずにいるのが現実」と述べた。

さらに「1990年代の経済難以降、増加した脱北者と中国人を通し朝鮮戦争に対する北朝鮮側の主張が虚偽であることが知られるようになり、最近では北朝鮮内でも南侵に対し認識しているが、まだ確信はできていない状況。韓国も小中学校の課程で朝鮮戦争に対する教育が不十分との意見が多い。正確な認識が求められる」と強調した。

自由朝鮮放送のイ・グァンベク代表はこれに対し「80、90年代の左派の学生運動世代が政治、経済、社会、文化、言論、教育など社会の各分野に進出し、ブルースカミンスなどが主張する、いわゆる修正説などが正統説に対抗し始めた。しかし盧武鉉政権以降、学生運動世代の政治家の立場が弱まり、歴史をめぐる政治闘争も急激に弱まった」と評価した。