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金正日の長男である金正男(35)がマカオに現われた事実が確認されたと、読売新聞が複数の香港消息筋の話を引用して31日報道した。

中国と北朝鮮の消息筋は同日北京で開催された米朝間の金融制裁実務会談と、金氏の入国に関係がある可能性があると語った。

アメリカはマカオにあるバンコ・デルタ・アジア(BDA)銀行に凍結された北朝鮮の資金約2400万ドルのうち、一部を解除する方案を検討中であると伝わっている。

消息筋はまた、金氏が2005年に香港のある銀行でパスポートに記載された’金哲’という名義で口座を設けたとし、この口座はアメリカの金融制裁の対象ではないが金正日総書記の秘密資金の管理などに関係している可能性があると伝えた。

この消息筋は”銀行側が何らかの理由で口座に対する説明を要求し、香港に行くようだ”と言い、近いうちに金正男が香港を訪問する可能性を示唆した。

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一方、自身を金正男と明らかにしたこの男性は、この日マカオで行われた読売新聞とのインタビューで、”28日からマカオに泊まっている”と言い、”一人で来た。マカオを訪問した目的はただ、休暇のため”という返事を繰り返した。

金正日と成恵琳の間に生まれた金正男は、北朝鮮の後継者競争からはずされて、海外に出ていると伝えられているが、2001年5月には偽造パスポートで日本に密入国しようとしたが摘発されて追放された。