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北朝鮮は絡垂ヌおり「キー・リゾルブ」訓練が開始された11日、「停戦協定の白紙化」を宣言し、「最終決戦の時が来た」として、威嚇のレベルを最高潮に引き上げているが、実際の物理的挑発行為の実施可否について関心が寄せられる。

専門家らは北朝鮮が停戦協定を違反する形態の挑発行為を強行する可能性を第1順位に挙げている。北朝鮮は現在1000問以上の海岸砲以外にも地対艦ミサイルを北方限界線(NLL)北側の海岸沿いに配置したとされる。このため西海上のNLL侵犯や延坪島砲撃のような軍事挑発の可能性が高いと指摘される。

北朝鮮はNLLでの挑発行為を通して朝鮮半島情勢を悪化させ、「平和協定」イシューを米国との交渉テーブルに持ち出そうとの意図があると多数の専門家らは分析する。北朝鮮がNLLを自分たちの領海だと我田引水のごとく主張するのも同じ理由である。金正恩が最近、延坪島砲撃部隊を訪問したのもこれと無関係でないとの主張もある。

またNLLでの武力挑発は相対的に戦争拡大に対する危険度が低い。軍事境界線(MDL)を攻撃すると先制攻撃と認識され、全面戦をも覚悟しなければいけない。そのため戦争拡大の危険が少ないNLLでの挑発行為を選択する可能性が高いとされるわけである。

自主国防ネットワークのシン・インギュン代表はデイリーNKに「挑発行為がそれだけに終わってしまってはいけない。政治的目的を達成する必要があるため、NLLでの水中、海上、空中などの挑発行為を強行する可能性が高い。MDLを攻撃することは先制攻撃であり、NLLは紛争化地域と主張しているため、問題となっても弁解する名分が存在する」と主張した。

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シン代表はさらに「最近、金正恩が延坪島砲撃部隊を訪問したこともこれを象徴している。自国の領土、海上で南朝鮮が軍事訓練をしたため防御次元で行ったと弁明することができる」と説明した。

国防大のキム・ヨンス教授は「北朝鮮の挑発行為の範疇は非常に広い。低い段階が『言葉の爆弾』であるならば、最終的なものは軍事力の使用である。そのためNLLでの挑発行為の可能性は理論的に蓋然性がある。平和協定イシューを引き出すことのできる名分が必要なため、NLLでの武力挑発を通して紛争水域化させる可能性が高い」と話した。

情報当局者は「北朝鮮が発言した内容から判断し、複数の挑発行為のシナリオが想定される。『停戦協定の無効化』を宣言しただけに停戦協定を無力化させる形態、すなわちNLLでの挑発行為の可能性も排除できない」と話した。