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30日、金正恩の人民軍最高司令官就任日をし、「10月8日遺訓」を根拠に金正恩を人民軍最高司令官に任命した。

最高指令官の職位は金正日の死後、金正恩が最初に継承した職責。新年を目前に、軍と民の忠誠心を高め体制を引き締めるための宣伝が強化されている。

労働党機関紙の労働新聞は30日付の1面に「偉大な最高指令官を陣頭に奉った先軍革命偉業は永遠に必勝不敗」という社説を掲載。「敬愛する金正恩元帥様を革命武力の最高峰に奉ったことは、我が党の先軍革命偉業を代を継いで輝かしく継承完成させゆく根本的な礎を整えた特記すべき出来事」と賞賛した。

さらに「『光明星-3号2号機』の発射が成功し、我が国が科学技術強国、宇宙強国の威風を力強くとどろかせたのは、不屈の意志で偉大な将軍様の遺訓を貫徹された敬愛する金正恩同志の決断と愛国献身がもたらした輝かしい結実」とし、光明星3号の発射成功を代表的な功績として紹介した。

また「今年1年は敬愛する最高指令官金正恩元帥様の領導のもと、我々の先軍革命史において劇的な転換が起こり、最も輝かしい勝利が達成された激動の日々だった。敬愛する最高司令官金正恩元帥様を命を懸けて決死護衛し、元帥様の周りにさらに鋼の如く結集しなければならない」とし、金正恩に対し代を継ぐ忠誠を強調した。

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▲ 29日開催された金正恩最高指令官就任1周年中央報告大会<写真=労働新聞>

29日、平壌4.25文化会館で開かれた金正恩の人民軍最高指令官就任1周年中央報告大会でも、金正恩の功績を称え代を継ぐ忠誠が強調された。

同日の報告大会では、金永南(キム・ヨンナム)最高人民委員会常任委員会委員長、崔永林(チェ・ヨンリム)内閣総理、崔龍海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長、金格植(キム・ギョクシク)人民武力部長など、主要幹部が参加。金正恩と張成沢(チャン・ソンテク)、金慶喜(キム・ギョンヒ)の姿は見られなかった。

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玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)総参謀長は報告を通して「金正恩同志が朝鮮人民軍最高指令官の重責を担われることで、偉大な大元帥様が最大の愛国遺産として残された白頭山縦隊の血統が堅く受け継がれ、金日成・金正日朝鮮百勝の未来が確実に保障された」と述べた。

当日会場では、「光明星3号-2号機」の発射に寄与し、共和国英雄称号を受賞したチェ・チュンシク第2自然科学院長及び科学者・技術者らが参加。金正恩体制1年の最大功績としてミサイル発射成功を強調していることが見受けられた。

実際、朝鮮中央通信は最高指令官就任1周年当日の30日、金正恩がミサイル開発に参加した科学者及び技術者らと記念撮影を行ったと報道。金正恩はこれに先立ち、彼らに英雄称号を与え、平壌へ招待し歓迎行事を開いた。

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この他、北朝鮮では労働党外郭団体の記念行事も開催された。25日から28日まで、朝鮮職業総同盟(職総)、朝鮮農業勤労者同盟(農勤盟)、朝鮮民主女性同盟(女盟)、金日成社会主義青年同盟(青年同盟)などを中心に、金正恩の軍最高指令官就任1周年を記念する行事が連日開催された。