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2007年、朝鮮半島はBDAの解決、2.13合意、第2回南北首脳会談、韓国政権の入れ替えなどで大きく搖れた。去年の10月の核実験以後、対決姿勢が見られた米朝関係は、2.13合意をターニングポイントに級反転、核の不能化によるテロ支援国の解除もちらついている。

ブッシュ政府が北朝鮮と積極的な対話に乗り出し、南北首脳会談まで開かれ、朝鮮半島にはつかの間の柔軟局面が見られたが、核錐垂?Tえて米朝間の葛藤に再び火がつきそうだ。国連総会は今年も北朝鮮人権決議案を採択し、韓国政府は去年と異なり票決に棄権して、政策が行き来するという指摘を受けた。

デイリーNKは今年、北朝鮮問題を導いた話題の人物5人を選定した。

1. 完全統制区域から脱出したシン・ドンヒョク氏 = 北朝鮮の人権運動陣営では、政治犯収容所で生まれて22年間収監生活をして脱出したシン・ドンヒョク(24)氏の証言が最も話題になった。シン氏はイギリス議会での証言、北朝鮮の人権に関する国際会議、各種の講演などを通じて、北朝鮮の実態を証言している。

シン氏は自身の著書『北朝鮮政治犯収容所、完全統制区域・外の世界に出る』で、“母と兄が脱出を試みたがつかまって公開処刑されるのを見守った”という事実を取り上げて、‘政治犯収容所’の血なまぐささを全世界に知らせた。

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2. 歩いて軍事分界線を越えた盧武鉉大統領 = 盧武鉉大統領は金大中元大統領に続き、2回目に南北首脳会談を成功させ、全世界の注目を集めた。10月2日に韓国大統領としては初めて徒歩で軍事分界線を越え、4.25文化宮殿前の広場で金正日総書記の熱い歓迎を受けた。

盧大統領は会談期間、人権蹂躪の問題が訴えられた大集団体操‘アリラン’ 公演を観覧した。会談を終えて戻る過程では、“改革開放は北が考えてすべきこと”と言い、今後政府は関連する言及を慎むように指示した。

盧大統領は国連総会の北朝鮮人権決議案の票決で韓国政府が棄権するように指示した。

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3. 健康異常説に苦しんだ金正日総書記 = 金正日総書記は盧武鉉大統領を直接迎えるため、‘4.25文化会館に姿を現わした。金総書記は歓迎式で不自然な姿勢と青白い顔を見せ、韓国のメディアで健康異常説が再浮上した。

金総書記は首脳会談の歓送の午餐で、“私がまるで糖尿病に、心臓病まであるかのように報道しているが、事実は全く違う”と直接解明した。5月にはベルリン心臓センターの医療陣から、‘風船拡張術’の手術を受けたという海外のメディアの報道が出た。

4. 金正日総書記に’親書’の伝達をしたブッシュ米大統領 = 北朝鮮政権に向かって‘悪の枢軸’という発言も躊躇しなかったアメリカのブッシュ大統領が、今年初めに北朝鮮との対話路線に急旋回した。ブッシュ大統領は任期内に北朝鮮の核問題を解決するために、不能化時のテロ支援国と敵性国交易法の解除を告げた。ブッシュ大統領は不能化と核の錐垂ェ膠着状態に陷ると、金正日総書記に‘親書’を送る誠意もみせた。

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5. 北朝鮮にいる夫との再会を訴えたレナーテ・ホンさん = 北朝鮮の留学生だったご主人と結婚したが、政府の指示でご主人が送還され、1人きりで46年を暮らしてきたドイツのレナーテ・ホンさんの事情が国内外のメディアの注目を引いた。

夫との思い出である結婚指輪と乾いた花びら、写真、ノートをすべて保管してきたホンさんも既に70歳。夫にもう一度会えるかも知れないというはかない希望を捨てていない。

ホンさんは今年8月に訪韓して、“盧武鉉大統領に、夫と再会するために支援してほしい”と訴えた。盧大統領に直接、嘆願書も提出した。直接会うことができなかったら、画像再会だけでもできることを望んでいる。