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北朝鮮が金正日死去1周忌を迎え、今月7日から18日までを哀悼期間として発普B飲酒をはじめとする娯楽を一切禁止せよとの指示を下した。北朝鮮当局は「全人民の涙と追慕の熱気で金正恩元帥様を喜ばせよう」というスローガンを掲げ、住民の追慕事業を積極的に奨励していると伝えられる。

会寧の消息筋は7日、デイリーNKとの通話で「今月から全国的に哀悼期間が発表され、様々な法的措置が公布された。禁止対象は携帯電話の使用、飲酒、賭博などの娯楽、冠婚葬祭など」と話した。

北朝鮮は哀悼期間発浮ニともに17日の追慕日程も一部公開。17日午前10~12時までは自宅で金正日追慕大会の様子をテレビ視聴し、12時のサイレンに合わせ国を挙げて黙祷を実施する。午後は地域別追慕行事と銅像参拝を行い、夕方からは午前中にTV放送を観れなかった住民が再放送を観るよう指示されている。

消息筋は「哀悼期間が発表されてから各種講演会や会議が招集され、宣伝扇動活動家が金正日の偉大性教養と将軍様の徳性実記(首領の徳性について書いた記録)を暗記させ、質問形式で検閲している」と話した。

北朝鮮は金正日の死亡を金正恩への忠誠心を高める機会としても活用すると見通される。

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消息筋によれば当局は、「(金正日氏)将軍様の苦難に満ちた戦線の道があったからこそ我々の幸せがある」という内容とともに「将軍様の逝去1周年を期に将軍様の子息として恥ずかしくないよう生産現場で努力して成果を出し、金正恩元帥様を喜ばせよう」と宣伝しているという。

金正日は1994年、金日成が死亡すると「首領様の戦死にふさわしく私の国、私の祖国のために力強く働こう」というスローガンを提示した。

ある高位幹部出身の脱北者は「哀悼期間中に清津市にある工場の党秘書が酒を飲み免職になったことがある。指示事項を違反すると厳重な処罰を受けるため、行いに気をつけるしかない」と話した。