今月24日に対北ラジオ放送、‘北朝鮮改革放送(www.nkreform.com)’が北朝鮮に最初の電波を送った。
脱北者出身で北朝鮮研究所に勤めるキム・スンチョル研究員が、1年以上準備して、この日正式に放送を開始した。放送は北朝鮮の幹部層やエリート、そして青年を対象として、改革開放の必要性と方法などを素材にした記事を送る予定。これを通じて、北朝鮮国内に、改革開放勢力が成長できる環境を醸成することが目標だ。
キム代表が直接北朝鮮の言葉で進行するプログラムは、短波9630kHzの周波数で毎日夜9時から30分送出する。開局初日の24日には、‘改革開放は人民のための革新です’という正論と、政治改革講座の‘人民が生きるには、金正日総書記から改革しなければなりません’が放送された。
26日には24日と25日に放送された正論とともに、南北朝鮮関連の国内外ニュースを深層分析した’報道分析’が放送された。
キム代表はデイリーNKとの電話インタビューで、”閉鎖的な北朝鮮社会だが、幹部やエリート層は改革開放をしなければならないという事実を分かっている”と述べ、”彼らに政策や制度、経済、生活など、各分野でどのように改革開放に乗り出さなければならないのか伝えたい”と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金代表は “北朝鮮改革放送が始まり、財政と運営はとても困難だが、これから志しのある方々が一緒に活動してくれたら、大きな力になるだろう”と語った。