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2007年、国際社会の関心は北朝鮮の核問題に集中した。一部では金正日の健康異常説が提起され、次期後継者問題に関心を持つ人も多かった。金正日総書記個人に関する情報はちょっとしたことでも大きな話題になった。

金正日総書記1人の力強い独裁統治で運営される北朝鮮体制の特性と理解することもできるが、相対的に北朝鮮国内に住んでいる住民たちの人権と生活に対する関心は低かった。

だが、生存のための北朝鮮の住民の死闘は、今年も続いた。国際社会は北朝鮮が核を放棄するという約束を守ると楽観的な予想をしている。しかし、住民に対する統制と抑圧はますます厳しくなっている。

韓国政府は7年ぶりに開かれた南北首脳会談で軽はずみな振る舞いをみせたが、北の住民は市場の統制政策によって、一瞬にして生計手段を失い、市場から追い出された。

デイリーNKは2007年の北朝鮮の住民の姿を写真を通じて振り返った。

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北朝鮮の住民は新年も首領と共に迎えなければならない。平壌のある家族が2007年1月1日に新年を迎え、万寿台の丘にある金日成の銅像に献花している。

北朝鮮政府は住民の不法越境を阻むための国境警備を大幅に強化した。特に、わいろをもらって住民たちが川を渡るのに目をつぶる警備兵が増え、昨年末から国境警備隊に大々的な検閲作業を行い、多くの部隊を入れ替えた。彼らは新義州の国境警備隊員たちで、今年新たに入れ替えられた警備隊員である可能性が高い。

新義州の国境警備隊は警戒所の勤務だけでなく、巡察勤務や1線の民間人の統制まで担当する。警戒所勤務を終えた警備隊の軍人たちが、警戒所長(赤い腕章)の引率で部隊に復帰している姿が見える。

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北朝鮮の体制宣伝用集団体操の公演であるアリランが、2002年と2005年に引き続き、今年も開かれた。

金日成の生誕95周年を記念して、4月15日に平壌の’5月1日競技場’で開幕した今年の公演は、水害のために8月にしばらく中断した。

北朝鮮の子供たちがアリラン公演のために半年間、学校に行くこともできずに演習に駆り出されているという証言が出て、国内外の人権団体から児童虐待という指摘が出た。

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5月17日、京義線と東海線の南北列車が分断以後初めて軍事分界線を越えた。韓国から来た代表団を迎える北朝鮮の青少年の表情は硬直しているように見える。暑さに苛立つ人の姿まで見えた。

端午の日に、新義州の船着き場から遊覧船が出た。公式の休日ではないが、かなり多くの人が鴨緑江に出て遊覧船に乗って楽しんだ。

遊覧船とはいっても、古い小型動力船だが、久しぶりに船に乗る住民たちの表情は明るい。燃料が不足して、船着き場から遊覧船を浮かべることは年に数回しかない。

8月、鴨緑川の川辺に出て洗濯をする北朝鮮の住民たちの姿。オートバイを洗車する男性の姿が印象的だ。


水害の被害にあった住民たちが天幕に集まって住んでいる。復旧設備が不足している北朝鮮では、ほとんど人力で復旧作業を行わなければならない。

2006年に続き、今年の夏も集中豪雨による大規模な水害が北朝鮮を襲った。8月7日に始まった集中豪雨は平壌をはじめとする150以上の市や郡で18日まで続き、江原道のイチョン郡では8-10日に840mm、大同江のチュンサンリュでは7-11日にかけて524mmなど、記録的な降水量だった。

北朝鮮の中央統計局は水害で600人以上が死亡または失踪し、数千人が負傷したと集計した。国連のOCHAも死亡者は最低454人、失踪者は156人、負傷者は4千351人にのぼると明らかにした。

7月29日に地方人民会議の代議員選挙が実施された。4年ぶりに実施された道(直轄市)、市(区域)、郡の人民会議の代議員選挙で、2万7千390人の代議員が選出された。

朝鮮中央通信は、”選挙人(有権者)名簿に登録された全体の選挙人の99.82%が選挙に参加して、選挙人の100%がすべての選挙区に登録された代議員候補者に賛成投票した”と伝えた。

北朝鮮の国家創立日である9・9節。中国と国境をはさんで接している新義州の鴨緑江で、遊覧船に乗っている北朝鮮の住民の中のある青年が、韓国の国家代父Tッカーチームの応援団、レッドデビルスの象徴である‘BE THE REDS’ ティーシャツを着ていた。

北朝鮮では元々、英語が使われている服を着ることができない。だが、90年代の中・後半の食糧難以後、中朝貿易が活発になり、自然に許容されたという。

10月2日~4日にかけて、7年ぶりに平壌で南北首脳会談が開かれた。盧武鉉大統領の歓迎式が行われた4・25文化会館広場に、歓迎の人波が見える。

歓迎式に来た平壌の女性たちは、色とりどりの伝統服を着飾って、手には赤い金正日花とピンクのつつじの花を持っていた。男性は背広を着ていた。

住民たちはしめしあわせていたかのように、同時に‘万歳’という歓迎の掛け声を叫び、花を振った。数千人の北朝鮮の住民たちが同時に声を出し、手を振ってはまた止める動作を繰り返していた。

南北首脳会談の南側取材団のカメラに捕らえられた平壌。女子大生たちが本を見ながら通りを歩いている。北朝鮮の女子大生は、白いチョゴリに黒いスカートをはかなければならない。胸には金正日バッジがつけられている。

北朝鮮政府は南北首脳会談を前後に、商売の許容年令の制限と、販売品目の制限などの市場統制政策を行った。このため、商売で生計を立ててきた多くの北朝鮮の住民たちの反発も高まった。

写真は平壌の楽浪区域にある、およそ20階建てのアパートの前にできた露店市場だ。政府の承認を受けていない所だが、数百人の人が商売に出ている。