北朝鮮に金正恩体制が発足して以来、内閣の主要人物が相次ぎ交代する中、金属工業相にハン・ヒョヨンが新たに就任した事実が先月31日、確認された。

朝鮮中央通信は同日、咸鏡北道にある北朝鮮最大の製鉄所、金策製鉄連合企業所で熱間圧延工程の現代化作業が完了したと述べ、関連施設の竣工式にハン・ヒョヨン金属工業相が参加し、竣工記念の挨拶をしたと報道した。

朝鮮中央放送は先月17日、平壌の統一通りにある運動センター竣工式のニュースを伝える中で、体育相をリ・ジョンムと紹介。パク・ミョンチョルの解任が確認された。先月15日には電子工業相がハン・グァンボクからキム・ジェソンが交代されたことが北メディアを通して確認された。

先月4日には農業相がリ・ギョンシクからファン・ミンに交代した。ファン新農業相は昨年8月、咸鏡北道農村経理委員長に任命された。その後1年で内閣の農業部門最高責任者に就任した。

北朝鮮は内閣の大臣交代時、任命と解任理由を発表することはない。関連行事に登場する際に、新大臣の名簿を紹介するだけだ。

金正恩体制発足後、内閣内での交代が続いている。新旧世代交代または経済改革を主導する若い人材を起用しているのではと分析される。