北朝鮮外務省は2日、 国連安全保障理事会を非難する報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮が10月31日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲-19」型(以下:火星19)を発射したことを受け、国連安全保障理事会は4日に会合を開くと発表した。
こうした動きに対して談話は、「米国とその追随勢力は朝鮮民主主義人民共和国の当為的な主権行使を悪辣に誹謗、中傷し、朝鮮半島とその周辺で侵略的性格の連合空中訓練を繰り広げたあげく、われわれの自衛権を重大に侵害する国連安全保障理事会の会議を招集しようとする挑発的企図をさらけ出した」と非難した。
また、「敵対勢力の対決的行為に深刻な懸念を示すとともに、それを主権平等と内政不干渉を核とする国連憲章とその他の公認されている国際法に対する乱暴な違反、国際平和と安全に対する重大な挑戦として強く糾弾、排撃する」と述べた。
つづけて、「常套的威嚇の範囲をはるかに超えた敵対勢力の無謀な軍事的対決騒動は、わが国家の安全権に対する重大な挑戦になると同時に、朝鮮半島を超越した北東アジアとアジア太平洋地域での力のバランスを破壊し得る禍根である」と強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面そのうえで、「敵対勢力がわれわれの厳重警告に顔を背けて挑発的に出るほど、より強力な対応力に直面することになるであろう」と主張した。