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アルバイトの雇い主に性的暴行にあい、自ら命を切った瑞山の大学生死亡事件に続いて、今度はバイト仲間に性暴行にあい放置され死亡した事件が発生した。上下関係を利用した性的上納はこれまでに何回も行われている。

北朝鮮でも、性的暴行と性的上納は、韓国と大きな差はない。脱北者の証言によれば、性的暴行は脅威と恐喝を伴って、結局、多くの場合自鮪ゥ棄になって行われる。

北朝鮮内の性的暴行現象は、90年中盤の苦難の行軍時期以後さらに、激しくなった。苦難の行軍時期から今に続く経済難によって、多くの女性は市場や遠距離で商売せざるをえなくなった。そういった背景から商売をする場所や、移動中の列車での性的上納の機会が増加した。

韓国製品や承認されない品物を売り、摘発されれば性的上納を要求する場合が多い。女性たちは普通列車を利用して商売に出るが、重量超過した場合、制限された品目を所持している場合、旅行証明書なしに乗車した場合など、見つかれば性的上納につながる場合が多い。普通、列車内は「無法地帯」で保安員だけが利用することができる車両で行われる。

市場でも列車の中でも、女性の胸を触るレベルのセクハラは、数知れない。処罰も軽い。

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児童性的暴行も頻繁におきる。しかし被害者とその家族の抗議がなければ、保安政府の調査もまともに行われない。

脱北者チェソンz(40)さんは、「1996年8月咸鏡道で、10歳になった女の子が服を脱がされて山奥で死体で発見されたが、まともに捜査されなかった。子供を連れて山へ行くのを見た人がいたが、保安政府は犯人の足取り見つけられないので捜査ができないと言って終決された」と伝えた。

職場内や近隣同士での性的暴行事件が発生しても、むしろ被害者が口にしない場合が多い。うわさになれば、むしろ被害者に厳しい目が注がれる社会風土があるからだ。だから保安署や両親に暴行事実を明らかにできない。

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昨年、韓国入りした脱北者のヨン・チュルウォル(45) さんは、「娘が妻帯者との間で子供ができた場合、女性の方でうわさになり、互いが恥ずかしい思いをするので、堕胎費用を要求するのが実情だ。それでも、うわさになれば女性の結婚は難しくなる」と言う。

ヨムさんによれば、娘がいる家庭では、過ちがあればうわさにならないように処理しようと、大金を叩いて産婦人科医者をわざわざ家によんで堕胎手術をする。金銭の余裕なない場合は、未婚の母になるしかないとのことだ。

脱北者キム・インスク(45) さんは、「北朝鮮に女性を保護する方法があるのかどうかしらないが、現実は悲惨だ。今では食べる問題よりも人権が大切だ。性的暴行も人権蹂躙であり、改善されることを望む」と声を強めた。