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北朝鮮で生活犯・政治犯・脱北者など被疑者たちに対する人権侵害が、最も頻繁に起きている所はどこだろう?

金日成北韓人権情報センター調査分析チーム長は、5日北韓人権情報センターが主催した「2012北朝鮮人権総合評価及び北朝鮮人権変化展望」セミナーで「事件場所別、被疑者の権利侵害分析結果によれば、保衛部・安全部の調査及び拘留施設で一番多くの人権侵害が発生した」と述べた。

「2012北朝鮮人権白書」での「事件場所別被疑者権利侵害分析」によれば保衛部・安全部の調査・拘留施設で開かれた人権侵害事例は、28.1%と調査され、教化所(22.4%)、集結所(19.1%)、鍛錬台(13.4%)、政治犯収容所(9%)などがその後に続く。

被疑者の飲食権侵害が、最もひどい所は、教化所(31%)で、次いで保衛部・安全部の調査・拘留施設(29.1%)、集結所(14.6%)、鍛錬台(12.6%)、政治犯収容所(10%) 順序だった。医療サービス侵害が、高い所も教化所(33.3%)だった。政治犯収容所は9%と記録して五番目に医療サービス侵害がひどい所と調査された。

金チーム長は、「1990年代後半に脱北者が多く発生した以後、拘留施設での人権侵害発生の割合が高くなったように見える」、「国境地帯保衛部と出身地域安全部で、強制送還された脱北者たちを調査及び処罰する過程で、人権侵害が多く発生するから」と分析した。

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引き継いで、「1990年代 ‘苦難の行軍’ 以後、食糧不足で大規模餓死者が発生し、医療保健体系が崩壊された状況で、閉鎖された拘禁施設の食糧普及と医療補でも、さらに劣悪で収監者に深刻な苦痛と被害を与えたようだ」と付け加えた。

また「政治犯収容所が、北朝鮮の拘禁施設の中で一番低い割合を見せる理由は、外部の交流、情報が徹底的に断絶されるためで、実際発生件数より低く出ていると判断する」と説明した。

ユン・ヨサン北朝鮮人権記録保存センター所長は、「北朝鮮で発生したすべての人権侵害事件の51%は、調査・拘留施設と拘禁施設に集中されて発生している」、「特に被疑者と拘禁者の権利に対する事件が、さらに増加していることは、国際人権B規約(市民・政治的権利) 侵害が、まだまだ深刻だということをあらわしている事例」と指摘した。

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引き継いで、「金正恩政権の経済状況と権力集団の人権意識改善が、短期間で成り立つ可能性は非常に低いため、全面的な北朝鮮人権改善の希望は持つことができない」と言いながら「今回発刊された白書によると、基本的な人権侵害事例が、2000年代以後、減少されていて部分的、漸進的な改善可能性は期待することができると思う」と付け加えた。