北朝鮮外務省の軍縮・平和研究所は13日、韓国と在韓国連軍司令部参加国との第2回国防相会合が開かれたことを受けて報道官談話を発表し、「危険極まりない政治的・軍事的挑発」だと反発した。朝鮮中央通信が伝えた。
10日にソウルで開かれた国防相会合では、ロシアと北朝鮮の軍事的な接近に懸念を示し、両国が締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」を非難する共同声明が発表された。
これに対して談話は、「米国の対朝鮮敵視政策に盲目的に追従して『国連軍司令部』復活の動きに複数の地域の国々が加担する場合、朝鮮半島地域での軍事的衝突は朝米間に限られず、それは必ず新たな世界大戦の発端につながる」と主張。
さらに「米国とその追随国が繰り広げる集団的な反朝鮮軍事的対決騒動は、朝鮮半島と地域で力のアンバランスを絶対に許さない正義の戦略的軸の形成と強化を促進する動機に、触媒剤に作用するようになる」として、ロシアとの協力をいっそう強めていくことを示唆した。