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北朝鮮で玄永哲氏が、解任された李英鎬の後任として朝鮮人民軍総参謀長に任命されたことが確認された。

朝鮮中央放送など北朝鮮媒体は18日、平壌4.25文化会館で開かれた金正恩元首推戴祝賀・北朝鮮軍将兵決意大会の報道で討論者として参加した玄永哲氏を「朝鮮人民軍総参謀長・玄永哲同志」と紹介。

玄永哲は、その席で「敬愛する(金正恩氏)最高司令官同志に、朝鮮民主主義人民共和国元首の称号を差し上げたことは、ただ最高司令官同志のみを固く信じ、我々軍隊と人民の鉄石のように固い信念と意志を内外に力強く誇示した一大事件」だと述べた。

北朝鮮は15日開かれた党中央委員会政治局会議で李英鎬をすべての党職から解任し、引き続き17日には党中央軍事委員会と国防委元会共同で玄哲「副元帥」に昇進させた。しかしこの過程で総参謀長関連の言及はなかった。

北朝鮮が、李英鎬解任と玄永哲氏の就任を具体的に言及しなかったのは、国防の実無責任者の席が僅かでも「空席」である状況を隠すためだったと見られる。

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一方、今回の人事で総参謀長の空白が解決され、労働党内の核心意思決定で、軍部の分担を誰が行うようになるかに関心が集められる。

党中央委政治局常務委員から李英鎬が解任されたことから、正統軍出身の人物は誰もいない。金正恩、金永南、崔永林は党及び行政分野出身だ。

たとえ、玄永哲は階級と補職を共に超高速昇進を見せたが、北朝鮮権力の象徴に通じる党中央委政治局入りすることは難しいという見方もある。「李英鎬解任事件」が、一区切りついてから僅かな期間で、再び野戦軍出身に党内高位職位を与える雰囲気ではないとの観測だ。

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現在のところ、党中央軍事委員会の場合、張成沢を除いた大部分の委員たちが野戦軍あるいは軍需工業分野出身であることから「李英鎬の空白」が特に影響がないようだ。