北朝鮮が、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル/写真)人民軍大将を ‘副元帥’に任命したことは金正恩体制の本格的な軍権力告}の改編と李英鎬(リ・ヨンホ)解任による軍内反発を念頭に置いた人事であろう。
特に玄永哲が’大将’階級に就いてから2年にもならない時点で、さらに李英鎬総参謀長の解任発表の翌日に電撃的に’副元帥’に昇進したのは、李英鎬の後任の有力候補だと考えられる。
玄永哲は、2010年金正恩に大将称号が授与された時、同時に昇進した。当時彼と一緒に大将称号を受けた人物は、現北朝鮮の最高実勢として数えられる 金慶喜(金正恩・叔母) 党秘書、 崔龍海(チェ・リョンヘ)総政治局長、崔富一(チェ・ブイル)人民軍作戦局長だ。
玄永哲の昇進で北朝鮮内の副元帥階級は総9名になった。この内、金永春(キム・ヨンチュン1936年生, 1995年副元帥進級)、金鎰? (キム・イルチョル1930年, 1997年)、李夏一(リ・ハイル1935, 1995)、李勇武(リ・ヨンム1925, 1998), チョン・ジェャ