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韓国の李明博大統領は2日、「北朝鮮は一日も早く国際社会と協力し、韓国と共に繁栄の道に進むべき」と要請した。

李大統領は同日、19代国会開院演説を通し「世界は大きな転換期を迎えている。このような変化の流れの中で、朝鮮半島も重大な転換点に置かれている。北朝鮮はどの国よりも急速に発展可能な潜在力を持っている。ミャンマーのように開かれた道を選ぶなら、我々をはじめ国際社会は北朝鮮を積極的に支援するだろう」と述べた。

李大統領は北朝鮮の人権問題と核問題に関して「非常に緊急で重大な課題。世界中の国々が大きな関心と遺憾の意を表している。当然我々も関心を持って協力していく」と述べた。

李大統領はまた「我々の最後の課題は平和統一。これは我が世代の歴史的使命であり、早急に準備すべき段階にある。統一を準備する上で核心となるのは統一財源の確保。国会が多大な関心を持つことを願う」と述べ、19代国会が統一財源整備法案を採択するよう迂回的に要請した。

これに先立ち李大統領は同日午前、青瓦台主席秘書官会議で「拙速処理」で論争になっている日韓軍事情報保護協定採決推進過程での手続き上の誤りについて叱咤したと伝えられる。

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李大統領は「『即席案件』として国務会議に提出するなど、十分な世論収集過程も経ずに処理する事案ではない」と指摘。「国会と国民に協定内容を詳しく公開・説明し、誤解が発生しないよう措置を講ずるように」と指示したとされる。