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北朝鮮の労働新聞は27日、3代世襲の正当性を宣伝する歌「最後の勝利に向かって前へ」を「我が軍隊と人民に必勝の心身と楽観を抱かせる進軍歌」と賞賛した。

前日、同紙の1面全面に楽譜と3小節目の歌詞を公開したことに続き、同日は同曲が全人民の間で反響を起こしているとし、ホン・グァンスン文化相、功勲国家合唱団長、朝鮮作家同盟副委員長、朝鮮人民軍将領などの記事を通して、同曲の意味を強調した。これは住民に向けた普及に先立つ、宣伝扇動の一環と解釈できる。

ホン・グァンスン文化相は「この歌は敬愛する金正恩同志の領導に従い、強盛国家建設の勝利に向かって立ち上がる我が軍隊と人民の闘争を積極的に鼓舞、激励する革命の力強い警笛であり、勝利の壮快な太鼓の音」と賞賛した。

チョ・ギョンジュン功勲国家合唱団長も「鉄の信念と熱い人間愛で革命と建設を領導する、偉大なる我が党が繰り広げる音楽政治が生んだ、また1つの素晴らしい名曲。白頭山の雷の音が全国土へこだまするような高揚した心情を隠すことができない」と話した。

彼はさらに「先軍音楽政治の偉大なる生活力を誇示する模範的作品、最後の勝利に向かって疾風の如く進む英雄朝鮮の気性と志向を反映した革命の進軍歌」と褒め称えた。

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チョン・チャンボク朝鮮人民軍将領(将軍級)は、「これは我が軍隊と人民が心臓の熱い血で刻んだ強盛国家建設の檄文でもある。朗々と天下を震撼させる功勲国家合唱団のこの歌は、敬愛する最高司令官金正恩同志が新しい主体100年代が始まる歴史の分水嶺で表明された、社会主義強盛国家建設の輝く前途に対する千万君民の大きく響き渡る応答の声」と主張した。

この歌には「白頭山大国」という新造語が登場し注目を引く。もはや「強盛国家」「強盛大国」を強調するのに無理が出てきた状況で、これに代わる新造語を作ったのではと推測されている。

同曲には他にも「党中央の呼び声に従い」(1小節)、「先軍の旗高く(2小節)」、「太陽旗の祝福を抱き」(3小節)という表現が登場し、これらの前には「進め、白頭山大国よ」というフレーズが置かれている。1小節目の「党中央」は金正恩を、 2小節目の「先軍」は金正日を、3小節目の「太陽旗」は金日成を象徴するものと思われる。