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北朝鮮が3代世襲の正当性を宣伝するための歌を公開した。労働新聞が26日公開した。歌は「白頭山大国」という新しい用語が登場し、金正恩をはじめ金正日、金日成を象徴する表現を通して、白頭血統の継承を強調している。

同紙は同日、「最後の勝利に向かって前へ」という題名の歌の楽譜を1面全面に掲載した。3小節で構成されており、「党中央の呼び声に従い」(1小節)、「先軍の旗高く」(2小節)、「太陽旗の祝福を抱き」(3小節)という表現が登場する。それぞれの歌詞の前には「進め、白頭山大国よ」というフレーズが置かれている。

1小節目のリフレーンでは、「進め、白頭山大国よ、党中央の呼び声に従い最後の勝利に向かって前へ前へ」と表現されている。

1小節目の「党中央」は金正恩を、2小節目の「先軍」は金正日を、3小節目の「太陽旗」は金日成を意味すると思われる。「白頭山大国」は金正恩体制を象徴し、金日成と金正日の白頭血統を引き継ぐ3代世襲の正当性を主張していると解釈できる。

住民の忠誠心を誘導する表現も見られる。「一心となった千万君民の精神力を噴出し」「朝鮮は強盛国家の銃隊で奉る」「新世紀の産業革命の烽火を振りかざし」などである。

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北朝鮮は金正恩体制への忠誠心を高めるため、この歌を一般住民に普及させると思われる。特に小学校、中学校などにも広め、積極的に歌わせるものと予想される。

ユン・ドゥグン作詞、クム・ムンヒョク作曲のこの歌は、速度記号は「身心ともに力に満ち溢れ気迫を込めて」で、1分間に4分音符を125回打つ速さで歌うようになっている。