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北朝鮮は、3日から6日まで平壌で開催する朝鮮少年団創立66周年慶祝行事に参加する少年団代表の児童、生徒を対象に学生を対象に病気にかかっていないか検査を実施した。

金正恩氏の参加が予想される「1号行事」という理由で、肝炎や皮膚病など伝染性疾患を患っている少年団員をはじくために検査が実施されたとのことだ。さらに血液検査とレントゲン撮影まで行われたと、新義州(シニジュ)のデイリーNK内部情報筋は伝えている。全国各地から選抜され平壌に集結した少年団の規模は2万人あまりで、地域選抜で検査を受けた少年団の数はこれ以上と推定される。

情報筋は「最高司令官同志(金正恩氏)が少年団員を直接迎えるという理由で、平壌行事への参加者の審査が厳正に行われた。最高司令官同志に疾病を移してはいけないとの理由で検査も2、3回行われた」と伝えた。

「最高指導者の安全」のために数万人ものの子どもたちに、数回に渡る検査を行ったことから、金正恩政権発足後も「首領第一主義」が全く変わっていないという指摘がなされている。北朝鮮では首領は人民大衆と朝鮮労働党の「脳髄」であり、人民は総爆弾となって首領を決死擁護しなければいけないと洗脳している。

国家レベルで乳幼児や児童に対する保健医療を放置している北朝鮮当局が、金正恩氏一人のために一度に数万人の児童の検査を行ったというダブルスタンダードをを批判する声も少なくない。