人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

金正恩体制が「一致団結」「不敗の軍力」「新世紀産業革命完遂」などを、各種政治イベントや宣伝手段を通して連日強調している。

金正恩は金日成生誕100周年記念の軍事パレードの演説でも、社会主義強盛国家建設のための課題としてこれらの方向性を提示した。

2日付の労働新聞によれば、崔永林(チェ・ヨンリム)内閣総理は5.1節記念中央報告大会で、「金正恩同志は歴史上初めて、一致団結と不敗の軍力に新世紀産業革命を加えればそれはまさしく社会主義強盛国家という、古典的定式化をしてくださった」と述べた。

「一致団結」は金正恩領導体系の確立を目標に「首領決死擁護」「軍民一致」「真の戦友となろう」などと宣伝され、「不敗の軍力」は金正日が打ち出した先軍革命の継承を掲げ「一にも二にも人民軍隊強化」などと宣伝されている。

これに加え、北朝鮮が金正恩の業績として宣伝している「CNC」(コンピュータ数値制御)、「咸南の炎」、「最先端突破戦」などのスローガンで「新世紀産業革命」をアピールしている。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

崔総理も同日、「堂々たる核保有国の地位と我々式のCNC技術、巨大な記念碑的創造物と主体的な生産体系、至る所に立ち上る現代的な生産基地と稀な社会主義仙境を呈している」と述べた。

さらに「全ての勤労者は党の先軍革命路線を崇め奉り、革命の柱であり自衛的国防力の核心である人民軍隊を強化し、国の国防工業を発展させるために必要な全てを最優先で保障しなければならない」と付け加えた。

金日成時代の主体革命と金正日時代の先軍革命を継承しつつ、金正恩時代には新世紀産業革命を完遂し、思想・軍事・経済強国としての地位を確立しようとする宣伝扇動と理解できる。経済改革なしに金正恩領導体系を確固たるものにし、軍事力を発展させれば、経済発展も後に続いてくるという主張であり、金正恩偶像化作業の一環と解釈できる。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

労働新聞は同日、平壌人民劇場で開かれた5.1節慶祝銀河水音楽会「将軍様の家族」を金正恩が観覧したと報道し、「偉大な領導者の周りにひとつの戦友として固く終結した、勤労大衆と党の偉業を奉じていく忠貞の大部隊があるために、強盛富興の最終勝利は確定的だという哲理を力強く誇示した音楽会」と紹介した。