北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が21日、朝鮮労働党中央幹部学校の竣工式に出席した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央幹部学校は、金日成主席によって1946年6月1日に創立された「金日成高級党学校」を前身とする。金正恩氏が2022年10月17日に学校で行った記念講義によって、朝鮮労働党中央幹部学校に改称されたことが明らかになった。
労働党中央幹部学校では、初めて金正恩氏の肖像画が金日成、金正日両氏に並んで飾られたことが報道写真から確認できる。金正恩氏の肖像画自体はこれまでも存在したが、3人が並んで常設で掲げられるのは初めてである。
竣工式には、労働党中央委員会政治局常務委員会の金徳訓(キム・ドックン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、崔龍海(チェ・リョンヘ)の各委員と労働党中央委員会の李日煥(リ・イルダン)、金才龍(キム・ジェリョン)、朴泰成(パク・テソン)の各書記をはじめとする党中央委員会や、内閣、省、中央機関の活動家、労働党中央幹部学校の教職員などの関係者らが参加した。
金正恩氏が、竣工式を記念して演説「党創立の理念と精神に忠実な新時代の党幹部を育成せよ」を行った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は演説で、「耳打ちの一言一言までも金日成主席と金正日国防委員長が全て聞くことのできる聖地の間近に、朱雀峰の闘士たちが常に見下ろしている所にわが党の継承の原種場を設けたという事実は永遠不朽のチュチェ思想の旗印を変わることなく高く掲げ、永遠に主席と国防委員長の革命偉業に忠実であることを誓い、闘士たちの前に恥ずかしいことなくチュチェの革命偉業を最後まで、必ず完遂していくという朝鮮労働党の全ての党員の鉄石の意志の発現である」などと延べた。
一方、「中央幹部学校が教育事業において堅持すべき重要原則を明らかにし、各級党幹部養成機関の教育事業で現れている一連の偏向を分析し、教育事業を時代と革命発展の要求に即して改善するための戦略的課題を明らかにした」という。
金正恩氏は、「朝鮮労働党はまさに今日を新しい出発点にしてさらに強くなるであろうし、わが国家と人民の運命を再び偉大に転換させる誇らしい歴史を創造するであろう」と強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は竣工のテープカットを行い、学校内を見学し、教職員たちと記念写真を撮った。
竣工を記念する公演が行われ、労働党中央幹部学校の教職員を祝う夕食会が開かれた。