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北朝鮮は過去にも核弾頭運搬能力の向上という理由でミサイル実験を行なっており、「光明星3号」発射後1〜2ヶ月の内に核実験を強行する可能性が高いとの展望が提起された。

国立外交研究院のユン・ドクミン教授は、高麗大学一民国際関係研究院が4日開催した、米韓日露の専門家による国際学術会議で「北朝鮮のミサイル発射計画は金日成生誕100年を記念するための軍事強国としてのセレモニーである。北朝鮮は金日成時代から着実にミサイル発射実験を続けてきた。米中を威圧するリーダーシップ発揮のためにも核実験を強行するだろう」と見通した。

ユン教授はまた、北朝鮮が東倉里(トンチャンリ)にミサイル基地を建設した理由を「以前の舞水端里(ムスダンリ)基地よりも地理的に日米への圧迫力が弱く、米国の監視から比較的自由で防御が容易なためである。特にテポドン2号よりも発射台が高い分、発射に成功する確率が高め」と予想した。

米外交協会のシーラ・スミス(Sheila A. Smith)専任研究員も、「1998年、2006年、2009年の事例からも分かるように、ミサイル発射実験の後には必ず核実験が実施された。今回もミサイル発射後核実験を強行する可能性を排除できない」と説明した。

彼は「北朝鮮のミサイル発射実験の結果は米国や北東アジア諸国に重要な意味を持つ。北朝鮮のミサイル発射実験は長期的な野望に基づいたものであるため、米国の外交力だけでは解決が困難」と付け加えた。また「周辺国はリーダーシップを発揮してIAEA視察団を平壌に派遣するなど、組織的な対応が求められる」と強調した。

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一方、同会議に参加した統一研究院のチョン・ソンフン専任研究委員は「金正恩は政権の正当性を確保するため何としてでもミサイルを発射するだろう。また韓国の選挙政局に影響を与えようとの意図が濃厚」と分析した。

さらに「北朝鮮はミサイル発射実験を通して、『韓国が原因で南北関係は破綻した。北朝鮮はやむを得ずミサイルを発射する』という韓国国内の世論を展開させ、北朝鮮好みの新たな政治勢力が登場することを狙っているのでは」と付け加えた。