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北朝鮮外務省のキム・ウンチョル米国担当次官が25日、米国の制裁を非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

国連安全保障理事会による対北朝鮮制裁決議の実施状況を調べる専門家パネルがロシアが拒否権を行使したころにより、3月末で事実上廃止された。これを受けて、米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は制裁を実施する新たな手段を同盟国と模索し、5月までに見つけたいと表明した。

このような動きを受けて談話は、「過去、米国が国連舞台で新しい制裁決議をつくり上げるたびに、朝鮮民主主義人民共和国のより威力あり、より向上した核実験を触発させたように、米国の極悪非道な制裁はわが国力の段階的上昇を奮発させた触媒剤、動力に作用してきた」と主張した。

つづけて、「その類のない最も野蛮で反人倫的な米国の制裁によって、わが人民は大きな苦痛の中で莫大な損失を余儀なくされた」としつつ、「敬愛する金正恩国務委員長が宣明したように、米国がわが人民に強要してきた苦痛は米国に対する強烈な憤怒と化し、その憤怒は誰も見くびられない最強の力を備蓄しようとするわれわれの決心と意志を百倍にしている」と述べた。

そのうえで、「明白にしておくが、米国が朝鮮民主主義人民共和国に反対する新しい制裁劇を演じる場合、われわれはそこから米国が最も恐れる力のレベル・アップに必要な新しい機会を持つことになるであろう」と強弁した。